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Safty drive

*****
もうタイトル通り、車ネタです。
明るく蓮キョ、成立前で!
色字はキョーコさんの心の声です。
*****



「最上君、いよいよ18歳だな!」

それは11月のある良く晴れた日のLME本社。
ヘルメットを小脇に抱え、レーサー仕様の社長がキョーコの目前にいた。
「はぁ・」
来月には誕生日。マリアちゃんと今年もパーティーをするのかとか、かしら?
それにしては、地味ハデなコスチュームよね。

キョーコの頭の中は社長のこれまでの言動が渦をまいている。
・・・・パーティーじゃなければ何をやらされるんだろう・・・・
「なんだその気の抜けた返事は、せっかくいい話を持って来てやったのに、やめるぞ?」
「・・・いい話ですか?」
社長の右眉がぴくりと上がる。
「仕事の依頼だぞ、しかもすごいオマケ付きの。」


『京子とSafty Drive!』


なんですか、その、こっぱずかしいタイトルは!!
10分番組とはいえ、私ごときの名前がタイトルについちゃうんですか!
しかも、ドライブって!!!!!
運転できないし、、、まさか、ゲストに運転していただいてトークを繰り広げるとか、そういう番組?たしかそんな番組あった気がする、、いや、あとは車のウンチクをゲストに語ってもらうとか?
ひょっとして、働くおじさん車版とか???


「京子さんに運転免許をとっていただきたいんです。番組内で。」

ディレクター氏がニコニコしている。
「スポンサーの○○自動車さんがですね、、、、、」
要は、新車販売も兼ねて、安全運転について楽しく学ぼう的な番組。
現役高校生でもある京子が、車についてのプロフェッショナルに教えを乞いながら、免許取得していくという流れだ。
「1回目はまず、車の仕組みを学んでいただいて、次の回からは○○自動車の試験場で実際に乗っていただきますからね。」
「はいっ。よろしくお願いいたします!」
うわっすごく楽しみ!
社長からの仕事だから警戒してたのに、これは確かにすごいオマケ付き!
教習所通うのも無理だと思ってたから、良かった。


「へぇぇ、車運転するの!」
ラブミー部で資料を広げていたキョーコに奏江が驚く。
「そうなの!免許を取らせてもらうだけじゃなくって、車もプレゼントなのよ〜」
「ええっ。」
「でね、色とか内装とか選んでいいですよって、パンフレット貰っちゃったんだけど、モー子さんなら、どれにする?」
ころんとしたフォルムのコンパクトカーで、女性向けらしく内装も丸くて可愛らしい。
「へぇ、可愛いし、アンタが好きそうな車ね。」
「そうなの!パステルカラーだし、シートもチェックとか、組み合わせもあって迷っちゃって。」

「え、最上さん、車、買うの?」
「へ?」
突然の蓮の声に、キョーコはばっと顔を上げて立ち上がる。奏江は半ば唖然としながら、先輩へ頭を下げる。
「お、おはようごさいます、敦賀さん。」
「おはよう。」
蓮がにっこりと笑って、机の上に広げられたパンフレットを手にする。
「ふーん、ハイブリッド車なんだ。」
「はい?」
キョーコは不思議そうに蓮を見る。はいハイブリッドってきいてますけど、それが何か問題でも?
蓮はパンフレットから視線をキョーコにもどした。
「知らないで、買うの?」
うわ、なんですか、その呆れ顔っていうか、、
「あ、あの買うのではなくてですね、今度決まった番組で。」
「番組?」
にっこり。
ちょっとキュラキュラが痛いんですけど。
でも、なんでそのキュラキュラ笑顔なんですか、敦賀さん。
しかも、モー子さんがなんかむっすりしてるし。

「あのぉ、運転免許を取ろうという10分番組なんですけど、、」
「そうなんだ、免許、取るんだ。」
似非紳士笑顔が止まらない。訳が分からず、モー子さんに救いをもとめて見ても、むっすりしたまま、パンフレットをみていて、気がついてくれない。。。
そ、そういえば社さんは、、、いない。

「そ、その番組でちゃんと免許が取れたら、その車をですね、プレゼントしていただけるという、とてもありがたいお話でして。」
「ふーん、プレゼントね。で、その車どうするの?」
「あのその、通勤とかロケとかに使わせていただこうかなと。」
駐車場とか維持費とかは会社がして下さることになっているから、完全に仕事用ですよ。椹主任にも、自転車よりは安心だしよかったねって言ってもらえたし。
「へぇー。」
はい?
なんで、ダメ息なんですか?
だってだって、送っていこうかとかいう共演者の方の怖いお誘いも、これで完全にお断りできるんですよ。
自転車より機動力あるから、便利だと思うんですよね。
まあ、あの、敦賀さんに送っていただくことはできなくなるのは、残念なんですけど。

「え、まさか学校になんて乗りつけたりしませんよ?」
敦賀さんの眼が点になった。
「そんなことは思わないよ。ま、よかったね、いい話で。」
パンフレットをぱさりと机に置くと、「じゃ、頑張ってね」と蓮は部屋を出て行ってしまった。

「モー子さん、私何かやらかしたのかしら?」
「・・・・・いいえ。」
「なんで、あんな風に怒られるのか、さっぱりなんだけど。」
「さっぱりなんだ、、、」
「ええっ、モー子さん、わかるの?」
モー子さんが腕を組んでため息をついた。
「・・・単に、アンタが車を運転するのが気に入らないんでしょ。」
「はい?」
どゆこと?
「いいんじゃない、ほっときなさいよ。きっと次には運転のアドバイスとかして下さるわよ。」
「ほえ?」
「それより、どの色にするの?あんまり目立っても恥ずかしいわよ。」
「そ、そうよね。」



******
短編カテゴリーにしておきながら、続くというか、ドライブシリーズ?
微妙に食い違う思惑を楽しく、と今朝、高速道路を走らせていて思いついちゃったお話です。
走る密室ですからね!
そして、モー子さんの予想はどうなんでしょうね?

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