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恋花火、、導火線

憧れのSunny様が開催されている
「夏まつり企画」http://hhp.x0.to/lme_festival/summer.html
20140817000215792.jpg


素敵、すてき、参加できたらすてきーと思っていまして、
思いきってドーン!
優しく受け止めて頂きました。


電車内でちらほら見かける浴衣姿のカップルを眺めて、
こうなりました。

で、1話完結せず、、、
点火
導火線
開花
と 3話になりました。

✳︎✳︎ ✳︎✳︎


「やっぱりラブミー部なんだよなぁ。」
椹主任と松島主任が、休憩室でコーヒーを手に立ち話をしていた。
「・・・。」
ちょうど、松島主任に呼び出されて事務所にきた社は、隣にいた蓮が「ラブミー部」に反応したのに苦笑した。
「なんですか?」
社の笑いにムっとしたらしい蓮に、また社は顔を緩ませる。
「キョーコちゃんの事とは限らないと思うけどな。」

**

打ち合わせの間、ラブミー部の部室で憩っていれば?と社が言ったものの、部室にいたのは千織で、キョーコが忙しくしていることだけはわかった。
「彼女、飛びまわってますから。」
千織は少し誇らしげにそう言って、何やら机の上に広げていた原稿用紙に向き直る。
そこに居座ることは憚られて、結局社と共にやってきた休憩室だった。

何か足りない日々。
毎日顔を合わせていた存在が、映画のクランクアップとともに消えた。
キョーコ自身がいなくなったわけではないし、学校は夏休みだから、ちょくちょく会えるだろうとたかをくくっていた。
撮影が延びることも、疲弊することも計算して、自身のスケジュールには随分余裕があるこの時期。
逆に時間を持て余す事になろうとは、、。
キョーコが忙しいということは、良い事ではあるのに、蓮は何か寂しさを覚えてしまった。

**

「へえ、S川の花火大会の中継に、キョーコちゃんが出るんですか。」
休憩室で結局4人は立ち話になった。
「そうなんだよ。DarkMoonの会見が効いたみたいでね。なのに、あの子どんよりしちゃって。」
椹主任が困った顔になる。
「どんよりですか。」
少し社は想像ができて、表情をゆるめた。
「相変わらずのラブミー部だなと。」
椹が大きなため息をつく。
「浴衣を誂えてもらって、花火大会を桟敷席で見れるんだから、いい事づくしだとおもうんだけどねぇ。」
「浴衣を誂えるって?」
言葉を挟んだのは蓮だった。
「なんでもスポンサーの希望もあったらしいんだけどね、京子を変身させようっていうんで、貴島君が反物からみたてたんだよ。」

「え、貴島君。」
蓮と社が、時同じくして声をあげる。

「DarkMoonの会見で、これは貴島さんがって、答えてたろ?」
社の顔から、血の気が引いて行く。
そう、並んで会見していたのは蓮だったが、あの大人びた京子にしたのは、貴島だった。
「それで、そんな企画になったらしいんだよ。」
あ、だから、DarkMoonの会見が効いたのだと椹主任が言ったのだと、今さらながらに理解する。
ちらりと横目で見上げた蓮はかろうじて、仮面を被っているという、雰囲気。

「花火大会って、、、いつなんですか?」

「今晩だよ。」


**


ぼんやりとソファーに沈み込む。
正面のテレビからは、ドーンパラパラ、パンっと花火の音がしていた。
「これが、去年の大賞受賞作品なんですねぇ。」
まだ大会は始まっておらず、番組は花火大会の由来や目的などを説明していた。

こんな時間から、テレビを見てるなんて、いままで無かったな。
蓮はぼんやりと、それを眺める。
花火大会なんて、楽しんだ覚えが無い。
映画やドラマのシーン、それ以上のことはなかった。

「うっわー。」
司会の男女が、黄色い声をあげた。
「ゲストの貴島秀人さんと、京子さんです。」
浴衣姿の二人が、中央に招かれて出てきた。
すぅっとキョーコの綺麗なお辞儀。
「美男美女の浴衣って、絵になるなぁ。」

・・女の子は綺麗になるの、早いよ。
蓮の頭の中に、いつかの社の声がする。
浴衣というよりは、夏の着物というような色鮮やかさ、なのに涼しげなキョーコの装いは、本当に綺麗だった。
明るい栗色の髪にあわせたのだろう、伝統的な白や紺という浴衣ではないのが、また艶やかにみせる。
そして、会話にあわせて、隣の貴島に微笑みかけたりするその様が。

ズキン

これは仕事。
貴島の帯の色と、キョーコの帯の色が、揃いだとか。

でも、台本があるドラマじゃない。
気安く彼女の肩を抱く貴島の手が、気に入らないだとか。

楽しそうに会話するその様子が。
いつものキョーコとは違うとわかっているのに。
何か、役を憑けているとわかるのに。

・・・いつものキョーコ?

「それじゃ、その時のVTRをどうぞ。」
画面が会場から、街に変わった。
なのに、中央にうつるのは、キョーコと貴島。
普段の街歩きというくだけたスタイルの二人。

「どうして。」

呉服屋で楽しそうに反物を選ぶ二人の姿。
それは、恋人同士にしか、、見えない。
貴島が、キョーコの肩に生地をあて、鏡を覗き込み、話し掛け、微笑む。
はしゃいだように、溢れる笑顔。

だけれど、些細な所で、何か寂しげな表情になるキョーコに気づく。

・・何を思っていた?

ズキズキと痛む胸が、なにか違う希望を抱く。

・・俺なら、あんな顔させない、のに。

そう言葉にして、かっと顔に熱があがる。

・・俺なら、、て。



<開花へ>


*****
うおお、何処行っちゃった夏まつり・・・



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