恋花火、、点火

憧れのSunny様が開催されている
「夏まつり企画」http://hhp.x0.to/lme_festival/summer.html
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素敵、すてき、参加できたらすてきーと思っていまして、
思いきってドーン!
優しく受け止めて頂きました。


電車内でちらほら見かける浴衣姿のカップルを眺めて、
こうなりました。

で、1話完結せず、、、
点火
導火線
開花
と 3話になりました。

✳︎✳︎ ✳︎✳︎
夏休みのテレビ番組。
ほとんどが特別番組となるから、「京子」のようなタレントには大忙しだ。
番組のアシスタントもあれば、秋からのドラマの番宣もある。
「ちゃんと仕事を繋いでくるのは偉いよ。」
椹がニコニコしながら、キョーコに新たなオファーについて告げた。
しかし、キョーコはその企画書に青い顔だ。
・・・この子はまた、なんでこれで浮かない顔になるんだ?
椹は笑顔から首を傾げる。

「絶対に、、呆れられる。」
結局断る事などできずに、その企画書を前に盛大なため息をキョーコはついた。

Dark Moonの打ち上げの京子の変貌ぶりが話題となったために、、
しかもそれは貴島が面白がっての結果と知られたために、、
テレビ中継する花火大会に、貴島と出演する依頼が来てしまったのだ。
しかも中継の合間を繋ぐために、貴島に浴衣を選んでもらうというシチュエーションを事前に撮るのだという。
けして、プライベートではない。
仕事である。
けれど、
「男が女に着るものを贈る理由」

怒られた記憶はまだ、新しいもの、だ。

・・・セッちゃんだったら、、、浴衣選んでくれるのかな。

ぼんやりと考えてしまって、キョーコは真っ赤になりながら首をぶんぶんと横に振った。

・・・あれは、兄妹だからで、、図々しいにもほどがあるわ!

「花火大会かぁ。」
京都では、旅館から見える花火は見る事ができた。
大会会場で、ということは無理だったのだが、浴衣は誂えてもらっていた。
・・・女将とお揃い、とか。
キョーコのなかでムカムカと蘇ってしまう過去。
「ちゃんとしたお仕立てでなぁ。」
「お着物はな、見る目を養わんとな。」

***

「京子ちゃん、久しぶり!」
にかっと笑う貴島は相変わらずで、キョーコも思わずつられて微笑む。
「よろしくお願いいたします。」
「うん、こちらこそ〜」
「そうそう、きいた?」
貴島の笑顔が悪戯っぽくなる。
ま、また、わからない冗談か?とキョーコは構えた。
「何ですか?」
「中継中にね、○丸屋のかき氷が食べれるらしいよ。あそこの宇治金時、絶品だって。」
「え!ほんとですか!!」
キョーコは思わず身を乗り出す。
「うん。花火見て、絶品かき氷なんてさ〜美味しい仕事だよね?」
「ですね〜」
キョーコは眼をきらきらさせてしまう。
花火に絶品かき氷。
想像しただけで楽しそうだとここまでの杞憂を忘れてしまった。

「なんか、好い絵だね〜」
カメラマンとスタッフが周囲で微笑んでいる。
番組のスポンサーにもなっている呉服屋に向かいながらの街歩き。
大人っぽい京子というリクエストで、キョーコはナツ風の出で立ちだ。
「既製品ではなくて、誂えの浴衣かぁ。」
撮影の手順の説明をうけながら、貴島が楽しそうに反物を見ている。
「お詳しいんですか?」
「詳しくはないけどさ、女の子に着て欲しいって、選ぶのは楽しいよね。」
この人のポリシーは一貫しているな、とキョーコは思う。
貴島は店員と軽妙な会話をかわしながら、候補を絞り込んでいく。
「いいです、そんな感じでつづけましょうか。」
ディレクターが、そういって、撮影が始まった。

***

花火大会当日。
テレビ局での集合、着付け、移動。
「京子ちゃんはさ、会場入り一番最後ね。」
ディレクター氏の指示に頷いて、着替えに入る。
着慣れた和装とはいえ、メイキャップやコーディネーターがついているので、なされるがままだ。
「あれ、着慣れてるんでしょ?」
着付けていた人にそういわれて、キョーコははにかんだ。
「少し。」
「着付けやすくてたすかるわぁ。」
きゅ、きゅっ。
要所要所を締めると、背筋がいっそう伸びて気持ちが引き締まる。
「やあん、なんていうの、アレンジ加えていい?」
コーディネーターがはしゃぎ始めた。
「下品にならない程度に、崩すね。」
襟元を併せを少し斜めに崩し、名古屋帯を変わり結びする。
きゃぁぁ
「可愛くて艶っぽいわぁ。貴島さんもちゃんと京子ちゃんのイメージがあるのねぇ」
少し派手かと思うような紅型をシックな名古屋帯で纏める。
キョーコも鏡の中の自分に少し照れる。

・・・でも、これは、ナツちゃんだな。

テレビ局のリクエストに適っているから、、
しかも自分でもちょっと嬉しい程に大人びてはいる。

、、、きっと、、

キョーコはぐっとそれを呑み込んだ。

、、、こんな風に着物みたてるあの人を、知りたい。
、、、あの人だったら、、、

力なく小さく首を振る。

、、、セッちゃんでもない私に、それはないんだから。

「京子ちゃん?」

スタッフに声をかけられて、キョーコはハッと顔あげる。


<導火線へ>



*****
そして、蓮さんは?
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