[B.P.D.]鬼のパンツ・Round7

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〜〜〜〜
「?」

奏江はキョーコが普通に撫でられているのに、驚いた。
村雨は、既視感に立ち止まる。
緒方は、微笑んでしまった。
周囲の視線に、キョーコが固まる。
「ち、ちが、、、」
奏江に向かい叫びかけた「違うの、兄妹が抜けきってなくて。」をぐっと飲み込む。
蓮は蓮で、さりげなく引っ込めようとした手が、キョーコの動揺にムッとしてしまった。
「違うって、何かな?」
頭に手を置いたまま、首を傾げて蓮はキョーコを覗き込む。
お、お仕置きだ!
みるみるうちに青い顔になるキョーコに、蓮はますます面白くない。

「いえいえ、先輩の励ましを、ウニャウニャと勘違いなどしておりませんので!」

ブッ
キョーコの言い訳に、村雨が吹き出した。
視線はそちらに向き、蓮はキョーコから手を離した。
「あーごめんごめんっ!ちょっとさ、病んでる兄妹に毒されてたから、清々しいなって。」
ギク
キョーコの体が小さく揺れる。
「清々しいって。」
奏江がつぶやく。
「なんか先輩と後輩って感じじゃん。」
ほっ
明らかにキョーコが肩の力を抜いたのを見て、蓮は内心項垂れる。

「本気だからね。」
さっきの台詞。普段なら冗談もいい加減にしてくださいとかなんとかスルーされるのに、はにかむような笑顔で受けてくれた事に、演技とはいえ喜んでしまっていたことに、蓮は今更ながら気づいた。

・・・この撮影、、まずいんじゃないのか。

自覚している恋心。けれど、彼女はまだまだこれからの、、高校生で。
だから、手だしせずにおこうと。
なのに、雪花で受け入れられたスキンシップが。
恋の相手という役が。

ニタニタとしたり顔のローリィが浮かんで、蓮はため息をつく。
・・・あの人はこれを見越して面白がっているんだ。


「敦賀さん、よろしくお願いしますね。」
奏江が明らかにホッとした顔のキョーコを見てから、そう言った。
「あ、こちらこそ、よろしく。」
慌てて応えた蓮の目の前で、奏江はぽんぽんとキョーコの肩を叩く。
キョーコがまたぺこりと頭を下げた。

そして、ぐふふと嗤う社が歩み寄ってくるのを見て、蓮はガックリする。
「蓮くーん。お兄さんに言いたいことは、ないかなぁ?」
キョーコ達と別れて乗り込んだ車の中。
「よかったねぇ、恋人役なんてさー」
「緒方監督にさ、少し進展したんですねって、こっそり聞かれちゃって、俺どうしようかと思っちゃったしさ。」
「!」
「やっぱり監督にはバレバレだったかってねー」
「兄妹やってて、どうなるかと思ってたんだけどなぁ。」
蓮はハンドルを握りしめる。

ボクサー役。
男であることをこれでもかと彼女に見せつける役柄。
それで、、
安心できる先輩ではなくて、
君に恋している男だと、
気づいてくれるなら、、

着替え中、鏡にうつった自分の身体にギクリとする。
黒いボクサーパンツ。
「なんでボクサーパンツじゃないんでしょう?」
潤んだ彼女の瞳。
この身体で、彼女を抱きしめること。
ツッ
蓮は首を振る。
それを考えるな!

そうだ、トランクスでよかったじゃないか。
あの子の姿に反応してしまっても、、こうまでは露骨にわからないんだし。

いや、そもそも、「敦賀蓮」にはあってはならないだろう?
落ち着け。
この先の撮影でそれを晒さないように。
鍛えないと。



*****
ちょっと短いですが。
そして、こんな蓮さんで、ごめんなさい。

どう鍛えるんだか、、流石にそれは裏だろう、、
結局桃脳なまま、再開するから、、、ごめんなさい。


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