スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

web拍手 by FC2

純情と理性 12

あまりにご無沙汰な、甘い連載〜
とはいえ、甘さは当社比ですので、微糖です。

これまでのお話は、、
解説と目次をご参照下さい。って目次もちょっと途中ですが、、



「まあ、いいんじゃねえか?」
ローリィの一言。

純情と理性 12
蓮とキョーコの場合−4


「ありがとうございます。」
頭を下げる蓮に、キョーコも慌ててお辞儀する。
にたり
交際許可を求めた蓮の言葉に、ローリィは笑っただけで留まった。
それは、蓮にもキョーコにも予想外の地味さで、ほっとするような、それでいて薄気味悪い感覚だった。
「まあ、佐野ちゃんが気を利かせてくれたからいいものの、俺に黙っているつもりだったんだろう?」
蓮はギクリと身体を固くする。

「記者会見でも何でもやってやりたいけどな、保留だ。」

ローリィはキョーコではなく、蓮を見ている。
「大方、最上君のドラマで焦ったんだろう?」
「焦ったなんて、人聞きの悪い。」
「へぇーじゃ、その証明してもらおうじゃねえか。」
「証明ですか?」

ちらり
ローリィが一瞥する。
「悪いな、ここからは蓮と俺とで話をさせてもらうよ。」

「え?」
キョーコが慌てる。
「最上君も当事者だが、これは男同士の話だから、心配するな。」
ローリィが笑う。
戸惑ってキョーコは蓮を見るが、蓮もまた、大丈夫と頷くばかり。
そして、キョーコと社、佐野は、蓮を残して社長室を後にした。

「社長さん、何でしょうね?」
キョーコは佐野に話しかける。
「うーん、これからの事かしらね。」
「これから、、。私すっかり大騒ぎになるかと思ってました。」
「ふふ、そうしたいけど、できないかなぁ。」
佐野が苦笑する。
「そうですね。蓮次第なのかな。」
社がそれに同調した。
「・・・そうですよね、私じゃ、バッシングになりますよね。」
「うーん、ちょっと違うんだけど、ちゃんと手順踏まないとねぇ。」
佐野と社が顔を見合わせた。
「蓮もドラマのタイミングがあるし、、」
「そういえば、ヒロインの名前、決定なんですか?」
佐野が社にたずね、社が苦笑した。
「決定です、なんで、たぶん社長の話も、その辺りあるんだと思います。」
「?」
キョーコは佐野と社を交互に見て首を傾げる。

「大好き」
その言葉が相手から貰える幸せ。
幸せにうっとりと浸っている時間はない。

スキャンダル知らずで人気の俳優と駆け出しのタレント。

誰もが手放しで認めてくれるわけが、ない。
世間がそんなものではないのを、キョーコは知っている。
でも。
認めてもらいたい。

自分の想いを相手に気付かれないように、秘めていた時より、気持ちは晴れやかで、何でも乗り越えられそうな気がする。
だから。
キョーコは社長室の扉を振り返った。

「敦賀さんが、好きです。」

それを周囲には言えなくても、
好きな、その人に言える事、それだけでどれだけ、幸せなのか。
好きな、その人に、好きだと返してもらえる、その幸せ。
どれだけでも強くなれると思う。

微笑みが溢れ出す。
言えた、それだけで。
世界はきらきらと輝いて、なんだって出来そうな気がする。

こっそり手を繋ぎ、
こっそりメールしたり、
こっそり、、、デートする。

こっそりかもしれないけれど、きっとそれはかけがえのない時間になる。
「す、き。」
こんなに素敵な響き。


「京子さん、その敦賀さんのドラマのね、相手役の名前、キョーコなんですって。」

キョーコは佐野の顔をびっくりして見つめた。





*****
前のお話、覚えていらっしゃいましたでしょうか?
うちのお話が読みづらいのは、連載途中が入り交じるからですよね。

書いている本人は設定展開メモがあって頭が切り替わるのですが。
何話か続けると文章が煮詰まってしまうので、久しぶりにこの話の続きを書くか!になります。

なので、いろいろ気長に待って頂けると、、嬉しいです。ごめんなさい。



関連記事
web拍手 by FC2

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

message
場内整備を勉強しておりますが、不行き届きがあって申し訳ありません。何かのご連絡等は<読者様相談窓口>にコメントをお願いいたします。よろしくお願いいたします。
最新記事
counter
カテゴリ
flyaway news twitter
ブログとHPの更新状況とちょっと呟き フォローはご自由にどうぞ!(フォロー返しはあまりないかも)
Link
上部のサイト様は相互リンクいただいてます。 マナー携帯でご訪問くださいませ。 下部のサイト様は大好きサイト様で、リンクフリーに甘えさせていただいてます!!
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。