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純情と理性11

「へっ。」
期せずして、蓮と社は声を揃えていた。

「純情と理性」
敦賀蓮の場合(5)


「じゃ、来週から、よろしくお願いしますね。」
これから撮影の始まる次シーズンのドラマ、その打ち合わせに蓮と社はテレビ局にきたのだが。
詳細な台本を配られ、配役やスタッフの挨拶になる。

話題になったケータイ小説を元にした純愛もののドラマ。
「原作者からの条件でね、名前は小説とは変える事になりました。」
蓮も社も出演が決まって原作小説は読んでいたから、イメージが少し変わるのじゃないかと思う。まるで、記号のように登場人物には姓がない。いや、若者たちには姓がなく、警察やほか「大人」は姓だけという書き方がなされていた。「家」を背景にしていない若者たちの恋愛模様。

「コウ」それが蓮が演じる主人公。

そしてヒロインが「キョーコ」。

「キョウコではないそうなんだ。変えた名前にも意味はあると原作者からの話だから。」
蓮は思わず口元を、何か考える風を装って手で隠す。
いま、一番呼びたい名前。
それを、ドラマで口にする。
急に早くなった鼓動が止まらない。

・・・最上さんはどうだったんだろう?

「蓮くん!」

あのドラマで、「蓮くん」が違う名前だったら、今日の告白はなかった。
最上さんは意識してくれていたのか。

そして、このドラマは恋愛模様。
「キョーコっ」
何度、コウは胸が張り裂けるような思いでその名を叫ぶ事になるのか。
他人を信じられないのに、信じたいと願う少女。
不器用な二人を、周囲はそのまま見守ってなどくれない。
好意も悪意も夜の街が呑み込んでいく。

原作では「ロウ」と「キヨ」。あまり変わってないけれど、同じではない。
蓮は原作を、キヨを「清い」ということだと思って読んでいて、キョーコには重ねてはいなかった。
・・・なのに。
「キョーコ」
その名がついて、思えば、重なるものが多くて。

〜彼女を見ているだけで、幸せ、だと思った。〜

〜いつしか、それだけでは、、耐えられなくなった。〜



*****
ちょっと短いんですが、ここで転換かしらと。
えっとこの小説は架空(自分が書きたいお話)です。
こんな展開にした自分の頭は、、やはりひねている、と実感しました。

名前を呼ぶっていう、(「name」からしてそうだったんですけど、)コダワリにお付き合いいただけたら嬉しいです。
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