[B.P.D.] 鬼のパンツ・Round4

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〜〜〜〜

着替えながら、キョーコ達はブツブツと文句を言い合い続けていた。
「この役柄から選んでいいって、、そんな。」
「無責任とまでは言いませんけど。」

*ジムの経営者の娘
*友人の妹
*いざこざを偶然助けた娘

そのざっくりとした設定。
ただ、声をかけてきた男に興味を抱くぐらいの親しさは欲しいと、緒方監督が説明した。
「セリフもお任せします。」
「えっ、、即興ですか。」
「彼のセリフは決まってますから、「うん」と応えるか「はい」と応えるか、のようなものですが、ちょっとこちらも参考にしたいんですよ。」
三人はプリントに目を落とす。

(トレーニングの休憩中、彼女の姿を見つけて声をかける)
男:「やあ。」
女:挨拶をかえす
男:「俺と賭けをしてくれないか?」
女:どういうことか?と切り返す。
男:「ちゃんとさ、メニューをこなせたら、俺と付き合って欲しいんだ。」
女:拒否する。
男:「あ、メニューこなせるって、思ってくれてるんだ。それは嬉しいな。」
女:呆れる
男:「見ててくれよ。」

オーディションを受ける男性陣は三人から選べと言われているが、好みの設定を選んでいるのであって、誰が何の役を演じるのかは知らされない。そのための、ラブミーユニフォーム。

三人はどの役が良いか?とお互いの顔を覗き込む。
「妹は嫌。」
奏江が口火を切った。
「経営者の娘なんて、アタリマエすぎますよね。」
千織が言う。
「そうかなぁ、お嬢様でしょう?」
キョーコが言って、じゃ、アンタやりなさいよと奏江が言い、千織が頷いた。
「じゃ、私が妹で、琴南さんが助けられた人ね。」
わりとあっけなく配役が決まる。
そして、衣装に着替えていたのだが。

「、、これって、お嬢様っていうか、、。」
「うんまぁ、妹っていうか、、。」
「助けられた、わけよね。」
、、、制服じゃない。
お嬢様はセーラー服。
妹さんは大きなリボンのあるシャツにチェックのミニスカート。
娘さんは、ネクタイに濃紺プリーツ。
、、、女子高校生設定か。
ゲームでもあるわけで。
格闘技系だから、男子がターゲットであるわけで。
当然といえば当然な。
「なんなのよ、もーっ!」

隣の部屋で、皆パンツ一丁になり着替えているとは想像だにせず、三人はブツブツと鏡に向かい表情を作った。
そう、一人目が入ってくるまで、トランクスにブーツスタイルな男の相手をさせられるとは、彼女達は想像していなかったのだった。

いや、キョーコがうっかりしていた、というべきかもしれない。
ひっそりと心に秘めた恋心のそのお相手が、上半身裸で笑顔を向けてくるかもしれない、という状況を想像しなかったのだ。


[Round 5]へ



***
説明の、回。
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