Umbrella/1

「アンブレラ」を書き終えて、UmbrellaというRihannaの曲を思い出しまして。
歌詞が!!!

ということで。



   ♪
You have my heart
And we'll never be worlds apart
Maybe in magazines
But you'll still be my star

あなたは私の心を掴んでしまったの
決して離れたりなんてしない
私が雑誌に載ったりしたって
あなたはずうっと私の目標なの

   ♪

夕方から降り出した雨はかなり強くなっていた。
ジャジャジャジャッ
車道に張った水を車のタイヤが跳ね上げていく音がする。
窓から見える夜景が、雨で妙にテカテカしているように感じられた。
街灯やビルの窓からの光が乱反射しているのか。

「なに、ぼけっとしてんだ?」
尚の声にキョーコは、ぼんやりと視線を上げる。
「坊」を被って、敦賀さんと並んで座った、ベンチ。

・・俺は、ここで、大切な存在はつくれない・・・・

・・どこにいても・・

あの時の敦賀さんの表情が、時折うかんで胸を苛んでいく。
敦賀さんが誰かを好きでも、それを明かす事も、一緒にいようとする事も、ない。
だから、想っていられる、そばにいられる。

「おいっ?」
尚の顔が引き攣って、声に慌てたような動揺が走る。
「な、泣くな!」
肩を掴まれて、抱きすくめられた。
手が、その身体を押しのけようともがく。

違う
違う
違う。

欲しいのはその胸じゃない。

ハッキリと判った。

役でいい。
手のかかる後輩でもいい。
抱きすくめてくれるあの胸が欲しい。

「はなして。」

「離したら泣き顔なんだろーがっ」
「ばか、嘘泣きぐらい見抜きなさいよ。私女優なんだから。」

「・・・。」

指で泪を拭って、立ち上がる。
「おい。」
「だから、私は誰にも躓いたりしてないってば。」
「そんなんじゃ、ねーよ。その、なんだ、なんつーか。」
尚がキョーコを見つめて、そして眼を下に反らす。
「認めてやるっていってんだ。」

キョーコは頚を傾げた。

「よくやってんじゃねーかって、言ってんだよ。」

「だから、なに?」

見上げた尚の眼に、キョーコは後じさった。
がしっと掴まれた肩。
「やだっ!」

「なんでだよ?」

「もう、ショーちゃんは王子様じゃ、ないもの。」

ざあああああ
ビルの中だというのに、雨音が大きくロビーに響いた。

「やっぱり、あのヤローに躓いてんじゃねーかっ」

「躓いてなんかない!」
近寄る尚をキョーコは突き放した。
あの人は誰もコイビトにしたりなんかしないんだから。
誰も、、好きに、、好きだなんて、、言わない筈だから!

「私は「京子」になるんだもの!」
私を好きになってほしいなんて、願わない。
期待しない。
ただ

ただ

想っている事だけ、許して下さい!


ざああああああっ
酷い雨の中にキョーコは飛び出した。




*****
この先の展開ですか?
歌詞通りです。←おい!

ちゃんと梅雨の間に終わらせますよ〜






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