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純情と理性 8

軌道修正!





「予告編のあの台詞いってみてくれないかな。」
蓮は真面目にキョーコに言った。

「純情と理性」
蓮とキョーコの場合-2


蓮のその言葉に、キョーコがきょとんとして見ている。
ただ蓮はじいっとキョーコを見つめる、それは真剣に。
「予告編、ですか?」
「そう、君の告白を聞いてみたい。」
きっと、そういえばキョーコは演技論だと思うだろう、そのぐらいの逃げ道は用意してもいい。
画面を通じてでなく、イヤホンでなく、
生身の彼女から、その表情を見て、その声を、聞きたかった。
狡いのも承知。

何処かに期待する自分がいる。
できません!
それを追い詰める手立ても想定して。

ぎゅう
俯いたキョーコが胸の前で拳を握る。
トン
軽く、胸を叩いた。
そして、その手がすうっと開いて、キョーコの制服のリボンを押さえた。

蓮を見上げる大きな瞳が、少しうるんで頬がほんのり赤い。
ツキン
「私、、」
きゅっと一度閉じる薄紅色の唇。

「蓮くんのこと、好きなんだ。」

なんて、響き。
ツキン、ツキン
蓮の肋骨が心臓の音を響かせる。

「ありがとう。」
見つめあったまま、蓮は台詞のようにかえす。
キュッ、
キョーコが少し歯を食いしばるようにして、顔をほんの少し歪めた。
・・でも、ごめん。
それが、続くはずの台詞。

ツキンツキンツキン、、、!

「俺からも、言わせて?」

「木下さん」が彼女に戻ったかのような、驚いた、顔。
蓮は胸を左手で抑えて、キョーコを見つめる。

「君が、好きだ。」






*****
つづく。




余韻愉しんで、下さい。
ダッシュ、逃げ!




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