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コイバナ 中

「じゃ、俺は電車で帰るから。明日は局で合流でなっ。」
「え、送りますよ。」
「いいって、寄りたいところがあるんだ。気にしないでくれ。」
「わかりました。おつかれさまでした。」
「おつかれさま!」
笑顔で帰っていく社さんの姿をもうこれで何回見たことか。
「タクシーで寝て帰る。」とか、「事務所に用がある。」とか。
「キョーコちゃんを送ってやれ。」
最上さんを送るように仕向けることは、社さん的にはマネージャーの仕事の範疇になっているらしいから、現場解散が増えたのかと思っていた。ただ、それに伴い現場集合も増えた。朝はスケジュールの確認などを車内で済ますことも多かったから、その機会が減ったというのは少し気になる。

「手袋が変わったんですね。」
ラブミー部で最上さんが何気なく発言し、「ああ、そうか。」と思ったのは、社さんに何か違和感があった理由が、携帯電話を持つ手袋にあったのだとわかったからだった。
「キョーコちゃん、目敏いねぇ。蓮なんか、今頃ああ、そうか。だよ。」
ふーっとおどけて、手袋を外している。
「あれ、外し方も変えたんですか?」
手首から外へ折りたたむようにして外している。以前は引っ張ってたはずだ。
「ばれたか!実はプロに教えてもらったんだ。手袋の種類もね。」
「プロって?」
「医者。内科医なんだけどね、こういうグローブは使うからって。」
「へェェ、社さんお医者さんのお知り合いがいるんですね。」
最上さんの言葉に、社が苦笑いする。
「風邪でお世話になった時、手袋を不審がられてね。理由を説明したら、色々教えてもらっちゃって。」
「え、風邪ってずいぶん前のお話ですよね。」
「こないだちょっと調子崩して、、食生活が基本て怒られてね。」
「そうですよ!ただでなくともお忙しくて大変なんですから〜」
「だからね、一緒に行動する誰かさんの食生活が、、、、」


「そういえば、レシピ大丈夫でした?」
社さんと敦賀さんを待っていた時に、切り出してみた。
「うん、大丈夫だったみたいだよ。どうもありがとう。」
「だったみたいって?」
社さんの表情が一瞬シマッタという顔になる。
「や、ゴメン。俺が作ったんじゃなかったから。」
「、、、どなたがお作りに?」
「食べさせてもらったら、キョーコちゃんのほどではなかったけど、美味しかったよ。」
「あの、ですから、どなたが作られたんですか?」
「、、興味あるんだ?」
社さんは視線を外して天井を見た。
「キョーコちゃんに手伝ってもらったようなものだしな。」
「は?」
「さっき、手袋の話したよね?」
「はい。」
「その先生、女性なんだよね。で、料理はわりと作るんだ。」
社さんがにっこり。
それは、彼女さんてこと?もしくは攻略中っていうか、えっと。
私が赤くなってどうするのよ〜っ
「キョーコちゃん、他人の恋バナは察しがいいんだね。」
社さんがやや敦賀さんに似たため息をついた。
「なんか変な噂にもなってるみたいだし、なんとか収拾つけなきゃ、なんだよね。」
「あの、概ね好意的な噂だと思いますが。」
「キスマークじゃないんだよ、ほんとに。」
社さんが首を垂れる。
「マネージャーとして、最低なんだよなぁ。」
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