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久遠ノ姫 捌

タイトルは一見パラレルですが、映画タイトルなんですよ、と。
そして、噂の人魚フェア「リク魔人の妄想宝物庫」にて絶賛開催中!
参加作です!
でも人魚っていったら、やっぱりメルヘンな人魚姫♡な方は、フェア会場へUターン願います!!!

拙宅はひねくれマイナー道な妄想を繰り広げておりますよ!





「千世ちゃん。たのむよ〜」
女を追いかける声。
ビーチ。
サングラスにパーカー。
パーカーからは、すらっと長い脚がのびる。
長い黒髪を揺らす姿に、Tシャツにジーンズという若者がぺこぺこと頭をさげてついていく。

「あ」
小さく口が開いた。
千世の前に立ちふさがった、長身の青年。

「あなたが、千世、さん?」

青年はにこやかに笑んで手を差し出す。

「ああ、俺は久夜といいます。カメラマンの。」

「・・・カメラマン。」
千世が差し出した手に反応しないのを見て、久夜は肩をひそめて苦笑いする。
「まあ、ふつうそういう反応ですよね。」
「どうしたら、信用してもらえるのかな?」

「千世ちゃん、この人有名なんだよ?写真集とか出してるし。」
Tシャツの若者が言い募る。

「写真撮られるの嫌いなんです。」

ひゃーとTシャツが頭を抱える。
久夜は却ってニコニコと笑顔になった。

「そういう人の方が、良い被写体なんだ。」

「せっかく綺麗な海なんですから、海をちゃんとお撮りになればいいんだわ。」
千世はそこに感情があまり乗らない調子で言った。

「綺麗な海に必要なものもあるんですよ。」
久夜は千世から視線を、ゆっくりと海へ向けた。
「俺はしばらくここに滞在するんです、よかったら、一緒にご飯ぐらい食べてくれませんか?」
「それぐらいでしたら。」
千世は、サングラスを外して、久夜を見た。


「カット!」

ほっ
キョーコが大きく息を吐く。
蓮はどうしたのかと、覗き込む。
キョーコの手にはサングラス。
「千世が抜けると、なんだか。」
「疲れてる?」
ちらり
蓮を上目遣いでキョーコがみる。
「違います。」
くす
蓮は微笑む。
「それなら、いいけど。」


眼をさますと、知らない世界にいる。
覚えのない部屋、覚えのない服・・・名前がわからない。
「ああ、あなた救助されたんですよ。」
白衣の男が気の毒そうに言う。
「名刺がありましたし、あなたを知っている人に会えば落ち着きますよ。」
「知っている人。」
思い出そうとすると走る痛み。
・・長い黒髪の女
・・海。


「れぇぇぇぇん。」
蓮の目前で社が手を振っている。
はた、と蓮は顔をあげる。
「すみません。」
「大丈夫か?」
社の表情は真剣でもあり、深刻にはすまいという顔にもみえた。
「キョーコちゃんも心配してたぞ?」
「え。」
・・心配しているのは、どっちかといえば、俺の方だったはず。
「眠れてないんじゃ、ないかって。」
「そんなこと、ないです。」





*****
やっと、書きたい所に到達しました。
そうです。
映画も原作も舞台は現代、というオチ。
近衛監督ですもの!

つまり、時代物は背景説明だった。。というわけです。
『久遠ノ姫』はダブルミーニングですので!!!がんばります〜

お次は限定、かなりガッツリ。



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ほほぉ

ますます楽しくなっていきますね!

蓮さんの中で広がる『久遠ノ姫』が、現実の二人にどう影響していくのでしょうかね。

続きも楽しみにしてます。

Re: ほほぉ

> 魔人様

コメントありがとうございます。
ますます楽しくなってますか??そう言って頂けるとほんとにほっとします。
またしても捻りすぎている気がしているのですけど、どうなるか、楽しんでいただければと思います!!
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場内整備を勉強しておりますが、不行き届きがあって申し訳ありません。何かのご連絡等は<読者様相談窓口>にコメントをお願いいたします。よろしくお願いいたします。
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