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時には昔の話を 5

このお話のキョーコさん蓮さんを落ち着かせてください!
それがカウンター12345を踏んでくださった方のリクエスト!

確かに前話で蓮さんが不穏でした!
12

注意!!!まだ解説目次ができてないですが、アラフォーな蓮キョさんのお話です!
設定等は前の4話をお読み下さいね。さっぱりわからない世界になってますので。



「敦賀さん、お久しぶりです。」
飛鷹が奏江に促されて立ち上がる。
そして、奏江を支えるようにした。
お腹が張り出してきているから、立ち上がるのにちょっと支えでがいるのだ。
それを蓮は、立たなくてもとそばにより、何か眩しそうに2人をみる。
「うん、久しぶりだね。あと、、、おめでとう。」
「ありがとうございます。」
ぺこんと飛鷹が頭を下げる。
蓮に対してあまり気後れしないのは、持ち前か、家柄か。
キョーコはふと奏江の言葉を思い出す。
「家に親に押しつぶされない柔軟さっていうのかしらね。粘るのよ。」
奏江が結婚に踏み切れなかった理由は、上杉という家柄もあるとキョーコは知っている。
「この子なんてきっと新生児からTVに出ることになるわよ。」
代々俳優の家。母も女優、そういう家。
キョーコはにこやかに2人を見る蓮を見つめた。

「それで、どうして、いつもあいつがここへ来るのかな?」
蓮の声にキョーコは思索から意識を戻す。
「あちらも同じ事をおっしゃっておいでです。」
キョーコは営業スマイルのまま答える。
奏江達を前にして蓮は不機嫌を隠さない。
昔なら無かったことだが、業界にも禁忌扱いされれば隠さなくてもいいと開き直っているのだろうと思う。
「君のオフ、知らせているの?」
キョーコは表情を固めた。
・・・人のことばかり責める。

「ほんとに、敦賀さん、お変わり無いんですね。」
奏江が口を挟んだ。20年前も同じように不破の事で、キョーコを詰っていたから。
ぐっと蓮が言葉を飲み込む。
「琴南さんも、相変わらずだよ。」
蓮は苦笑して奏江を見て、そして、キョーコに向き直る。
「二人で話せないかな?」
キョーコは蓮をじっと見た。
「親友が身重で尋ねてきてくれているんです。急ぎますか?」
「あ、いや。遅くてもいいよ。」
「きょ、キョーコ、私たちだって、まだあと3泊はするのよ?」
奏江もちょっとシャレにならないと思ったのか、慌てた声をあげた。

「いいんです。敦賀さんのお話がお話だったこと、ありませんから。」

シーン。

いわれた当の蓮は目を見開いている。
取りなそうと立ち上がりかけていた飛鷹が、気まずそうに下を向く。
奏江は吹き出しそうになった口を手で隠した。
それで、奏江はキョーコのいう「賭け」を正確に理解できたと思った。

昼の太陽の下にあらわれて欲しいという、あれは、願い。
話をしたい。


部室で腰をさすっていたキョーコに、奏江は軽く、ギックリ腰?とからかったことがある。
飛鷹との交際を打ち明けてしばらくした頃だから、まだ23とかそんな歳だ。
「モー子さんは、アノ後辛くない?、、彼、、若いし。」
思えば初のガールズトーク。
「え。」
そっか、敦賀さん帰国したんだっけ。
当分遠距離だとがっくりしていた親友に付き合って、頻繁にご飯を食べたりしてきていたが、その手の話はしなかった。
ちなみに、「京子」はキスが上手いとその頃には評判になっていて、プロデューサーに金を積んでキスシーンを入れさせた俳優がいるとかいないとか、いわれていた。
だから、敦賀さんとはそういうお付き合いをできているんだとは、知っていた奏江である。
「辛いって?」

話もなかばで、奏江はゴックリと唾を飲んだ。
「アンタそれは、辛いわ、よ。」
「、、、やっぱり、普通じゃないのね。」
「うん、、。加減してもらえないの?」
、、、。
要はキョーコも溺れてしまえば流される。
ぐちゃぐちゃになったまま朝を迎えて、飛び出してくるらしい。
会って「だめ。」と断り切れた試しがないらしい。
あの体格で、、そりゃ、まあ、そうかと奏江はあまり考えないことにしたのだった。

アラフォーとなっても、まだそんな関係か。
遠距離だから、かしらね。
奏江は押し黙ったままの蓮とキョーコを見つめる。

「仕事でしばらく会えなかったりしてると、もう翌日腰砕けになって仕事にならないの。だから、うちのスタッフはそういう風にスケジュールしてくれるのよ。恥ずかしいけど。」
初めてのガールズトークから何年経っていたか。
双方のマネージャーが、「健康管理」というタイトルでスケジュールに2人の逢瀬を組んでいるのだと聞かされて、奏江はちょっとひいた。
キョーコが結婚したがらない理由、同棲でも一緒の家をもちたがらない理由の一つは絶対にそこだと思う。

「奏江、部屋にいこうか?」
飛鷹が耳打ちした。
「、、ちょっと成り行きを見守るわ。」
余計なおせっかいでも、言った方がいいのかと思った。
出産したら、この頑固な親友を構ってあげる暇は当分ないのだ。
年齢、を考えてほしいと思った。


「話だったことがない?」
そう返したハリウッドスターが、がっくりと小さくなる。
「そんなふうに思ってたんだ。」
キョーコの表情は少し和らいだ。
「ごめんなさい。ここじゃないと言えなかったから。」

「今晩はゆっくりなさって下さい。明日、お昼にお庭で待ってます。」

はっと蓮が貌をあげて、キョーコを見た。





******
おおーい。
という皆様のため息が。
なんていうか、下ネタだけではないんですけど、、、。
2人が売れっ子さんで世界をかけまわってたら、、、という妄想のもと。

ちなみに、一話にでてきたお嬢さんは、ちおりんの娘という、設定。
つまりがっつり玉の輿です。
彼女は王子様を目撃できるのか?







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ちおりんの!

素敵なリクエストで嬉しくなりました♪
まさか未來さんがそんな方とは!
そう思って読み直すとまたイイでね(*^^*)

しぶい………!!!

長年のつきあいで澱のたまったキョーコさんが、馴れた関係の仕切り直しを淡々と進める様子、多忙なアラフォーカップルならではの渋いやりとりですね。二人に会話がちょこっとでも成立してほっこりしました!

Re: ちおりんの!

> ぴいがっぴ様

ええもう、随分な年月が流れてますって、感じになりますよね。
ちおりんに娘。
次回はちゃんとお茶にお呼ばれする王子様を見れるのかな?

Re: しぶい………!!!

> カレーリーフ様

もう、お手間おかけしました。そしてありがとうございます!!
コメントありがとうございます。

そうなんですよ、仕切り直し。
あとはちゃんとお茶にこぎ着ければ!です。
できれば来月位までにエンドマークをつけたいと思っております〜

何だか蓮様かわいそう…

あちこちでコメント、失礼いたします。強くなって、ズバズバものを言うキョーコちゃん、みんな負けそうですね。でも、キョーコちゃんは高校生でもしっかり者だから、この年齢になって経済的にも成功していればこうなるかな、という気もします。そしてそろそろ年貢の納め時、と腹をくくって落ち着くのかなぁとも思います。他方で、ここまでズルズルきた以上ちょっとやそっとの背中ポンでは飛び込めないはずですから、これからどうなるのか難しいところですね。鎧の下に純粋な乙女の恋心があるのかどうか、更新を楽しみにお待ちしています。どうもありがとうございました。

Re: 何だか蓮様かわいそう…

>Genki様

いえいえ、あちこち読んで頂けて嬉しいです。
コメントは大歓迎なのですよ〜

女優でホテル経営という、この設定ができたときに、蓮さんが可哀想かもな、と思っておりました。ホテルにいるときは最上キョーコになるのも本当に部屋の中だけなんだと思ってます。「女主人」を憑けてしまっていて。
蓮さんはその辺がわかっていますけど、、、。
そんな2人はどうなるか。
お楽しみにしてくだされば!
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場内整備を勉強しておりますが、不行き届きがあって申し訳ありません。何かのご連絡等は<読者様相談窓口>にコメントをお願いいたします。よろしくお願いいたします。
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