恋セヨ、乙女!其の什七

今更なリンク。
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今回から、大アクシデント起こります。
時系列通りにお話がすすみません。
ハラハラは結末がわかってからという方、は、バックプリーズ!




ズズン
ドォーン
地に伝わった振動、そして、爆破音。

教会から煙があがる。

それを、見た。

「うわっ」
後ろであがったのは鬼島の驚愕の声。
声も叫びもあげられず、
ただ気が急いた。



きゃああああっ
それは、演技を通り越した悲鳴。
「下がって!!」
現場のスタッフが騒然としはじめ
待機していた消防が動き始めた。


ただ走った。


教会の中と外。
この日の撮影はかなり大掛かりだった。
取り壊し予定の教会を本当に爆破させる。
ただし、その直前に中で結婚式のシーンも撮るのだ。
指輪の交換、その瞬間の衝撃、そのシーンを。

「計算どおりとは限らないから、爆破は中の撮影が終わってからだ。」
新開が念入りに確認をしていた。



昨夕現場に来たキョーコ達は、撮影終了まで見学していて、ホテルまで一緒に戻った。
社の提案で、ラブミー部の三人、千織のマネージャーを交えて、ホテルのレストランで夕食。
いつも楽しそうに話をしている三人がそれなりに場をわきまえつつ、社に蓮に話を振るのを、何かふわふわと応じていた蓮だった。
キョーコがぎこちない感じではない、それが嬉しくて。
奏江や千織にまで向けていた嫉妬が和らいでいるのを知る。
「敦賀さん、大丈夫ですか?」
こっそりと隣からキョーコが蓮を覗き込む。
いつの間にか、いつもなら食べきれない量の食事をおさめてしまっていた。
それでも、キョーコが友人2人にはそれを気づかれないように、こっそり聞いてくれるのが、なんだか、嬉しくなる。
「ああ、うん。こうやってにぎやかに食べるのは、いいね。」
その言葉に、キョーコが満面の笑みを浮かべた。
「それでしたら、ここにいる間、、」
勢い良くキョーコは言いかけて、ちろりと蓮の表情を伺う。
「一緒に食べようか。」
蓮はにこやかに言った。
キョーコの頬がほわんと染まった気がして、また嬉しくなる。


「おい、話がある。」
レストラン入口にいたのは、不破。
「挨拶もなしになんなの?」
キョーコが噛み付くように答える。
奏江や千織が怪訝な顔で不破を見ていた。その態度にカチンときているのは明らかで、キョーコをひかせようと奏江が腕を掴んだのを、蓮は見た。
「大丈夫なんだろうな?」
不破はちらりと蓮に視線を飛ばして、またキョーコを見る。
「はぁ?」
「おまえ、約束どおり、京都に戻れ。」
「なっ!」
キョーコが真っ青な顔になって、不破を睨む。
・・約束?
蓮はちらりとキョーコを見た。
「あの、お急ぎの御用でなければ、改めてもらえませんか?」
にこぉっと奏江が笑みを作って間に入る。
「私達明日、早いので。」
千織が一礼し、キョーコは2人に連れ去られる。
蓮と社は苦笑した。女友達、というのは強いんだな、と。

「どいつもこいつも、なんでアイツを構うんだよ。」
蓮は一瞬足を止める。

「どういうことだ?」

「あんたには関係ねぇよ。」

不破は舌打ちをして、蓮に背を向けた。
ふうと後ろで社がため息をついた。
「アカトキの管理体制ってどうなってんだ。」



*****
ごめんなさい。
キョーコちゃんピンチです。


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