name 22

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一難さりました。
公開後にかなり加筆訂正してます。すみません!
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 こんこん。
ノックの音に、キョーコは泣きそうだった。
今の撮影と同じで、彼に入って来てもらいたいのか、入って来て欲しくないのか。なんて返事をしていいのか、もう頭はぐちゃぐちゃで。
「最上さん、、開けてほしいんだけど。」
その声に心が躍ってしまうのに。

社長には、素直に心情を話してしまった。
正体を明かしてくれたことで、のぼせ上がって告白してしまったのだと。
拒否はされなかったが、今朝になって、明らかに拒絶されて絶望したのだと。
「そうか。ただ、ちーとばっかり絶望は早えな。」
「え、これ以上期待するのは。やっぱりバカなんです。」
「んー、なんだ。みっちゃんから、最上君がラブミー部を卒業できそうだって報告うけたのに、つまんねーな。」
「はいいっ?」
「ま、告白までしたんなら、卒業にリーチってとこか。大友さんの抱くな宣言もあるしな。」
泣きはらしたキョーコの顔が真っ赤になる。
「しゃ、社長も破廉恥ですぅ〜。」
「まあ、卒業祝いは盛大にしてやるから、頑張りたまえ。」
・・・結局、何か煙にまかれてしまったのだけど。


「そこに、いるんだよね?」
キョーコは床をトンとならした。いるとも言えない。
聞きたくない言葉なら、いなかったことにしてしまいたい。

「じゃ、そのままきいてくれる?」
ドアの向こうの声に、耳を塞ぐように手をかぶせて。

「君が好きだ。」

「君がいつでも笑顔でいてくれるように、祈るばかりで、何もできないんだけど。」

「やっぱり・・・お願いだから、ドアを開けてくれないかな。」

「最上さん、顔をみせて。」


「キョーコって呼ぶっていいましたよね?」
ドアの向こうへ、なげかける。


「・・キョーコ、お願いだから、顔を。」
引いたドアから彼の胸にとびこむ。



「ちゃんと君の顔をみて、言わせて?」
そういいながら、抱きついてくれた彼女の体を離したくなくて。
それでも、やっぱり顔をみたくて、彼女の腕をとる。
「不安にさせて、ごめんね。」
フルフルと頭を振る彼女。
「君が好きです。だから、ずっとそばにいて?」
「笑って?」
泣きはらした彼女の瞼にそっと口づける。
「・・・ずるい、です。」
「俺が意地悪だっていったのは、君だよ。」

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