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恋セヨ、乙女! 其の壱

さんざん予告しました、「はいからさん」
少女漫画の傑作でございます。
ただ、リクエストは『仕事絡みでキョーコちゃんが大変なことになって、ハラハラドキドキした後、蓮様が無事救いだす』でございますので、ここはきちんと抑えさせていただきます。

成立前な蓮キョさんが映画の撮影で、お互いの恋心に気づけるか?


はぁぁぁ〜
キョーコのため息は、長く重い。
社長室からの帰り道。
手にした台本。

『恋セヨ、乙女!』
純情大正浪漫!

・・・なんで私が。

超のつく有名少女漫画の映画化。
もう何度かアニメや、実写で扱われた題材だ。
「紅緒さんかぁ」

「どうだ、君にうってつけだろう!」
社長と椹が揃って言った。
「・・・うってつけって。」
「この突飛な行動力が。」
椹がニコニコしている。

・・・いえ、社長。あなた、恋のキューピッドは頼まれなきゃ、やらないとか言ってませんでしたかぁ?

「少尉は、蓮だしな。」
「まあ、そもそも、この映画の企画自体は、蓮ならミハイロフ公爵も不自然ないだろうとか、そういう話だったんだが。」
「はぁ。」
・・ええ、そうでしょうとも。敦賀さんの日本人離れ、いえ、人間離れした容姿なら。
  ロシア人も不思議ありませんよね。

さすがにキョーコもその原作漫画を知っている。
御家で決められた結婚相手、反発しているうちに恋におち、気づいた時には戦争が。
そして、別人となって帰ってきた彼。
ドタバタのあげくにハッピーエンド。
と、乱暴にくくってしまえば、そうだが。

・・ハッピーエンド

はぁぁぁ。
勘違いして、舞い上がる自分を想像して、苦々しくなる。
そう、これは仕事なのよ、役なのよ、キョーコ!
紅緒さんは家事能力はゼロというか、壊滅的なわけだし。
元気で前向きなお嬢さんなのよ。
そう、お嬢さんなの!!

「なんだい、いじめ役じゃないし、何をしぶっているんだ?」
椹の声。

「あの、映画の主役なんて、そんな大それたといいますか・・・」
「監督は新開君だからね、君を知っているそうだし。」
椹の話に、ローリィがにんまりと笑う。
「はぁ。」
「まあ、君以外の配役はもう決まっているのだし、がんばりたまえ。」
ローリィがそう言い放つ。
「これが上手くいけば、ラブミー部卒業だな。」
ローリィの発言に嬉しそうなのは、椹だった。
「ほら、最上君、やる気が湧いただろう?」


かちゃん
廻してあけたラブミー部室。
「あ、京子さん!」
にっこりと千織が声をかけてきた。
「映画、頑張りましょうね!」
「そうよ、アンタに頑張ってもらわないと、あたし達も卒業できないんだから!」
入るなりまくしあげたのは、奏江。
「ふえ?」
キョーコの反応に、千織と奏江が顔を見合わせた。
「その台本の映画、私たちも出るのよ?」
奏江がそう言って、立ち竦むキョーコを見た。

「私が環で。」
奏江がいい。
「私が、何故か蘭丸くん、なんだけど。」
千織が苦笑する。

「それで、この映画で日本に愛を配れたら、卒業なんですって。」

2人の声がいささかげんなりしていたのは、その「くっさい」セリフのせいだったであろう。

それでも、キョーコにはかなり光明が差した。
撮影中に逃げ込む場所がある!!!!
うっかり敦賀さんに話しかけたりしないようにしなくちゃ。
・・・心で想うだけ、なんだからっ!

「それにしても、賑やかな映画になりそうですよね。」
千織がぱらぱらと台本をめくる。
「あ、そう、肝心の編集長役の俳優さん、私、知らなくて。」
キョーコの言葉に奏江も千織も手を止めた。
「えっ?」
「あんた、いくらなんでもそりゃないわよ?」
奏江が呆れたという顔をする。
「仕方ないです、京子さんですから。」
千織が言葉を続けた。
「抱かれたい男、元No1.」
「しかも所属はアカトキ」
「よく受けたというか。」
「なんなら、映画ポシャらせるぐらいの意気込みかしら?」
「顔はいいけど、結構な性格よね?」
千織が奏江に同意をもとめた。
奏江が頷く。

ひぃぃいぃ

キョーコの顔が真っ青になる。
敦賀さんは別に気にしないかもだけれど。
そんな面倒くさい配役やめてくださーーーい。




******
こんな感じで、はじめます。
編集長は悩みました。
クライマックスのために、松にしたかったのですが、、松代理でオリキャラ登場です。すみません。





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わぁ、すごいです!!!

こんばんわ。そして、あのように漠然としたリクエストとも呼べないようなリクエストでお話を書けるなんて、尊敬です!!実は『はいからさんが⚫︎⚫︎』は私が初めて少女漫画というものを読んだ最初の作品なのです。(良質の作品に出会ったからこそ今も少女漫画を読む体質なのかもしれません。)そして、初めてキョーコちゃんを見た時に「料理が上手、手先が器用」と言った細かい設定を除けば優しくて女の子らしい側面と笑に徹するギャグキャラの両極端な設定がちょっと紅緒さんを彷彿とさせたのも事実です。蓮様は少尉にしてはブラックな感じもしますが、しかしロシア人の血が入っているところはミハイロフ公爵そのまんまですね。言われてみるまで気づきませんでした。編集長キャラは、確かにスキビキャラにはいないタイプですね。どう展開して行くのか、とても楽しみです。どうもありがとうございました。

Re: わぁ、すごいです!!!

> Genki様

コメントありがとうございます!
リクエストを強引に出させたくせに、、お待たせしてごめんなさい。
はいからさんは、今手元に文庫版で持っているぐらいのお気に入りです。リクエストで改めて読みかえして、うわぁ、これは蓮さんに読ませたいなぁと思ってしまって(苦笑)
楽しみながら書かせていただいてます。
喜んでいただけるよう、頑張りますねー
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場内整備を勉強しておりますが、不行き届きがあって申し訳ありません。何かのご連絡等は<読者様相談窓口>にコメントをお願いいたします。よろしくお願いいたします。
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