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とんでもない展開に自分でびっくりしております。
蓮様に試練。ちょっと耐えられない暗さが漂ってきますので、そういうのが大丈夫な方、お進みくださいませ。
今回はキョーコちゃんサイド。
公開後に加筆修正しています。
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「ごめんなさい。」
ティナが携帯に深刻な顔をして話している。
キョーコはなかば上の空でそれを耳にした。
きっと話している相手は佐野さんだろうな。
「わかっていたのに、動揺してしまった。」
「キョーコを傷つけてしまった。」
「できれば、早くこちらに来れないか。」
ぼんやりと頭でつなげると、ティナはやはり「久遠」を知っていて、何か過去にあったのだということ。そのことを佐野も承知で代理マネージャーに寄越したという事も。
ただ、キョーコにとってそれよりも、今朝ティナがくる前の彼の様子の方が辛かった。

「好きでいていいですか?」
パーティーの余韻と勢いで口にしてしまったことば。
「ずっと、そばにいて欲しい」と抱き締めてくれたのに。
あの夜以降、電話こそすれ会えてはなかったので、キョーコは今朝を楽しみにしていたのだ。
まさか、視線を合わせないなんて思いもしてなかった自分を呪いたい。
やっぱり、私じゃダメなんだ。
あの時、敦賀さんは私のそばにいたい気持ちを受け入れただけ。それだけだったんだ。
仕方のないこと。それでもいい、振り向いてくれなくていいって決心したんじゃないか、そう励ましても、現実は辛い。撮影もまだ1月近く残っているのに、、言わなきゃ良かった。


「キョーコ、ごめんなさい。貴女を苦しめるつもりで来た訳じゃないの・・」
「・・・・貴女は彼を好きなのね?」
「佐野さん、そんなことまで、話してるんですか、、、、。」
「!!まさか違うわ。貴女が傷ついたのは、彼の態度でしょう?」
ティナは床に膝をついて、キョーコの俯いた顔をのぞきこんでいる。
「私じゃダメなんです。」
「違うの。彼のあの態度は、私が原因だから。」
「なら、なおさら私じゃ何にもならないってことですよね。」
キョーコの大きな瞳からは、ぼろぼろと涙がおちる。
ティナは涙を拭うようにハンカチを差し出す。

「久遠は亡くなった私の夫の友人だったのよ。」

亡くなった、その言葉にキョーコはギュッと手を握る。
「当時のこと聞いている?」
キョーコはゆっくりと首を横に振る。
「じゃ、私もそれは説明しないわ。ただ、呪いの言葉は自分にもふりかかるのよ、、。」
ティナが自分の首にさげたクロスを握りしめている。
「・・どうして、そんな話をするんです?」
キョーコは自分でも驚くほど冷たい声で言い放っていた。
「あなたと敦賀さんにどういう経緯があったとしても、私はそれを知っていい立場じゃないです。ただの、後輩ですから・・。」
「違うと思うわ。久遠があなたには一番打ち明けたくてもいえない。・・・呪いだからよ。」
「呪いって。」

「人殺し、一生許さない。」

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