シンクロ 8

ここで前話へのリンクを。。
結局長くなってしまって、ごめんなさい!




*キョーコちゃん*


しまった。
食器を洗いながら、キョーコはうなだれた。またしても久遠魂はふよふよと彷徨っている。
・・先生が好きだから、似ていて嬉しいなんて、敦賀さんに失礼よ。
・・でも。久遠は先生の方が親しいのよね。
・・何にしても「似ている」はNGワード。

「俺は女の子が好きだよ。」

ぼふん!
いきなり思い出した昼間の事。
あの不意打ちは、イジワルよね。
敦賀さん、わりと簡単に抱きしめてくれちゃうから。特別なことじゃないのかもしれないけど。

ちくん

何気なく抱きしめて、何気なく撫でられる。
キョーコにはドキドキと心臓に悪いそれらに、なんのてらいもないのは、、慣れてるから、よね。

ちくん

久しぶりに役が入ってない状態で会った敦賀さんに、緊張してしまった。
久遠なら、、、男の子だから、、意識せずにいられたんだ。


「敦賀さんって、京子さんの前だとちょっと違うんですね。」
キョーコを解放した蓮に千織が一言。
「?」
「好きな子のスカートめくりする小学生みたいです。」
ぶほっ!
吹き出したのは社だった。
キョーコも真っ赤だが、蓮もちょっと赤くなる。
「天宮さんっっ?」
キョーコのひっくり返った声に、千織は悪気なさそうにニコニコしている。
「ちょっと俺もそれは、思ってた。」
目に涙を浮かべて社が笑っている。
キョーコは真っ赤から真っ青になって蓮を見る。
蓮は無表情のまま固まっていた。
「それじゃ、失礼します。」
千織が頭を下げて、キョーコもそれに従った。


そうやって別れたままなのに、久遠になっていれば、
「おかえり」
と普通に話ができてしまう、自分の不思議。

それでも、その晩はのんびりリビングで談笑することなく、蓮もキョーコも自分の寝室にそうそうに引きこもった。
蓮はキョーコへの恋心に葛藤し、キョーコは蓮の「好きだよ。」という言葉だけが頭の中でリフレインしていたのだが、お互いにそんなことは微塵も予想せず。
「クーに似ている」
発言が気まずい雰囲気をつくってしまったように、お互いが演じていた。

だから、お互いに配慮する余裕がなかったのだ。

「あ」
それは、気まずい遭遇。

ぼんやりとバスタブに浸かっていたキョーコ。
習慣のようにぽんぽんと脱いでシャワーを浴びようとした蓮。

お互いの口がぽかんと開いて、
事態を把握するまで、数秒?

うっかり相手をまじまじと見てしまった2人。
お互いに、茹で上がったタコのようになり、
キョーコの目に浮かんだ涙で、はっと我に返った蓮が扉を閉めるまで。
いったいどのくらいの時が流れたのか。

咄嗟には叫べないものらしい
とか
反響するバスルームでは、叫んじゃだめだし
とか
とか
・・・・・
見ちゃった・・・・
かなり、ばっちり見ちゃった・・・・
ていうか、

・・・・見られちゃった。
ずん


「「ごめん」なさい」
お互いにスエット姿で土下座したのは、深夜のことだった。





*****
急展開??
どうするどうする???
青春だわ〜〜(一体何が?)

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