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【メロキュンプレゼンツ!! 《ハッピー♡プレゼント!!》】VD

*実施期間*
2014年2月1日~2月28日

*募集テーマ*
お題《ハッピー♡プレゼント!!》

お祭り開場リンク先
風月様
ピコ様
魔人様
訪問先のルール遵守で、お祭りを楽しみ、お祝いいたしましょう〜


「あれ、キョーコちゃん?」
テレビ局の休憩室
何か頬を染めて微笑みに緩んだ顔のキョーコに、蓮は動揺する。
・・無防備過ぎるんだって!
実際、彼女を正面から見れる位置の人間が、食べ飲みする手を止めて魅入っている。
「なーんか、幸せそのものって顔だなぁ、、おい、蓮?」
社はスタスタとキョーコに向かって歩き出した蓮を慌てて追った。

チョコよりモノよりアレをくれ!(前)


誕生日プレゼントの人形は大変な顛末だったが、恋心を隠さなくても良いと知ってキョーコは浮かれていた。
ただし、相手は天下の「抱かれたい男No.1」の人気俳優。自分はペーペータレント、そこの格差はちゃんと自覚がある。
ちゃんと相応しいっていってもらえるようにならなきゃ!
ラブミー部も卒業して、、ミラクル女優京子におまかせ!なんって。
クスクス
ああ、だめだめ、また浮かれすぎなのよ、キョーコ!
敦賀さんがあんな事やこんな事や言ってくれたからって、呆れられたらお終いなのよ!
冷静にね。
キョーコは目の前に広げた雑誌に目を落とす。
『バレンタイン、彼へのプレゼントは?』
有名ショコラティエの綺麗なトリュフや万年筆などの文房具、それらを紹介する記事の背景を飾る、、、

キュラキュラと何かが刺さる?
恐る恐る顔を上げたキョーコは、ハイスピードでその雑誌を閉じた。
「おはようございます!」
バッと席を立ち一礼。
「おはよう。」
蓮はニコニコと笑顔を撒き散らしているが、キョーコと社には、蓮が不機嫌だとわかる、、、似非紳士顔。
「何だか楽しそうだったけど?」
机の上に残された女性むけのファッション雑誌。
対象年齢は高校生よりはOL向けの雑誌だと、取材されたことのある蓮には判る。
クオリティは悪くない、この路線の服装もキョーコにはちょっと背伸びした感もあって、可愛いとは思う。
でも、あんな幸せそうに見るような写真があるとは、、

『貴島秀人の恋はすべてに、』

表紙に目敏く見つけた文字。
自分が取材を受けたのは、人気俳優やタレントのインタビュー記事。
毎号一人をピックアップするそれは、ファッションの提案以外の人気記事だと担当者が言っていた、、。

・・・貴島君のインタビュー?
それであんな、幸せそうに微笑んでたの?

気持ちが通じたと調子に乗った誕生日。
あれからまだ2日しか経ってない。
忙しいスケジュールにデートに誘うはおろか、ちょこっと会うことも叶わなかったのに。
偶然に出くわせば、、、別の男の写真に頬染める君を見るなんて。

蓮の目の前には、怯えて青い顔になったキョーコが立ち竦んでいて、さっきまでの蕩けんばかりの微笑はどこにも残っていない。

「あの、敦賀さん、、何か怒っていらっしゃいます?」

キョーコは何かわからないけれど、イラツボをついてしまったのだと、慌てた。
もう呆れられてる?
だから、やっぱりあれは、勘違いだったのよ!!

「怒ってなんかいないよ、、何か俺に怒られるような自覚でもあるの?」
蓮の笑顔はさらにキョーコを追い詰める。
「いいいいえ、ありません。」
「蓮、食わないと、時間なくなる。」
気まずい雰囲気に社が声をかけた。
「あ、お昼だったんですね。すみません。・・私、失礼します。」
キョーコがばっと雑誌を手にし、一礼すると慌ただしく出口に向かっていく。
蓮は半ば茫然として、それを見送った。

「、、なにが気に入らないんだ?キョーコちゃん、お前へのプレゼント考えてたんだろうに。」

蓮はえっという顔で社を見た。
「あの雑誌の特集「彼へのバレンタインプレゼント」だったろう?」
社がトレーを蓮に渡しながら、ため息をついた。
「まさか、気付かなかったのか??」
無表情に固まる蓮に、社は、再度ため息をついた。
・・恋愛音痴はわかってたけど、、好きだって告白した相手にあの態度って。いったいあの雑誌の何に怒ってたんだ?
「社さん、どうしたらいいんでしょう?」
「はい?」
・・知るかそんなもん!と社は怒りたいのを抑える。
「素直に謝るしかないんじゃないのか?」
だいたい、この休憩室でさっきの光景を見ていた人間は、敦賀蓮は後輩教育に厳しい以外の感想を持たないよな。
告白の末、人前でキョーコの腰が抜けるほどのキスを見舞った同一人物には、、社にも見えない。
「・・食べたら、キョーコちゃんのスケジュール確認してやるから。」
「、、ありがとうございます。」


「あれ?どうしたの?」
とぼとぼと歩くキョーコに声をかけたのは、貴島だった。
貴島が主演の連続ドラマにキョーコはちょい役で出ているから、スタジオで顔を合わせるのも当然。
休憩時にバレンタインネタでもりあがる女性陣に、さりげなく自分が取材された雑誌をみせて、その会話に加わるなど貴島にはお手の物で。

「へえ、キョーコちゃん、チョコ以外を贈りたいんだ?」
ぱっと頬を染めて俯くキョーコに、やっぱり純情さんだな、などと思いつつ、キョーコちゃんの本命が誰か知らないけど、敦賀君に殺されないといいね、などと貴島は暢気に考える。
「相手は高校生?」
「大人の方です。」
・・おや、案外あっさり答えたなぁ。
「じゃ、この特集参考にしなよ、俺から見てもセンスいいプレゼントがのってるよ。」
「え、いいんですか?」
「うん、どうせもらった雑誌だし、女性誌だからさ。」
「ありがとうございます!」
その時はにこにこと嬉しそうだったキョーコ。

「いえ、あの、何でも無いです。」
「いや、何でも無くないでしょ?少し座ったら?」
貴島にはキョーコが体調を崩したように見えたらしかった。
キョーコはそれでもありがたいな、とすすめられたままにイスに座る。

結局その日一日、
それぞれに重い気持ちを抱えたまま、帰途についた。



・・・長くなっちゃったので、後編へ


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