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その名前を呼ばないで・20

魔人様のリク罠を読んで広がった妄想ワールド。
なんとやっとこ最終回!!!
おつきあい頂きありがとうございました〜!!

いままでのお話はこちらから。
1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18・19



コンコン
蓮が社と別れ、キョーコの控室を訪ねたのは22時少し前。
ドラマの撮影では、キョーコが時間に遅れるだろうなと入れたメールに、すぐ返事があった。
「はいっ。」
いささか緊張した面持ちのキョーコが、ドアを内側に開いた。
「おつかれさま。」
「お疲れさまです。」
「あの、すみません、お疲れなのに、お呼び立てしてしまって。」
「いいよ、もしよかったら、どこかでご飯、たべようか?」
「あああ、そうですよね。」
キョーコもさすがにお邪魔して作りますというのは気が引けた。
「で、ですね、先にお伝えしたいことが、ありまして。」
キョーコが真っ赤になって蓮を見上げる。
蓮はドキッとしてキョーコをみかえした。
「な、何かな。」

「あの、私、夏からロサンゼルスに留学が決まりました。」

蓮は目をしばたたかせる。
「すみません、誰よりも一番にご報告したくて。」
キョーコは真っ赤ながらも満面の笑み。
「えっ、一番に?」
蓮は思わずかぁっと赤くなる顔を隠しきれない。
その表情に、キョーコは自分の心臓のバクバク音が頭の中に響いて目が回りそうになる。

「ごめん、やっぱり、、うちでゆっくり話をしようか。」
「は、は、はいっ。」

二人が真っ赤な顔のまま、俯き加減で足早に駐車場に向かっていく。

「いや、ごめん、やっぱり運転ムリ。」
ピタっと脚を止めた蓮に、キョーコはビックリして顔をあげる。
「タクシー使おう。」
「っは、はい、、。」

乗り込んだタクシーも二人して顔を見れずに窓の外を眺めて無言。
マンションにはほど近いところで降りて、マンションのエレベーターに乗ってから、やっとお互いの顔を確認した。
・・・心臓飛び出しそう。
お互いにそんなことを思っているとは、予想すらできず。


「かけてて。」
蓮はコートを置きにキョーコをリビングに残した。
・・・ロスの大学って。
どこまで、びっくり箱なんだ、、もう、何を俺は悩んでたんだか。
こみ上げてしまう喜びが浮かんで消えない。

「あの、受験ってご心配頂いてたのに、何処ってお話できなかったんですけど。今日通知がきて。」
キョーコは緊張した面持ちで、鞄から書類を取り出した。
「おめでとう。」
蓮の溢れんばかりの笑顔に、キョーコはまた真っ赤になってしまう。

「それとですね、、、敦賀さんのご実家に、ホームステイするのですが、、、」

「ちょ、ちょっとまって、えっ?」
蓮の膝がかたかたとわらいだす。
・・・ご実家?
「騙してたんですね。ていうか、隠してらしたんですね?」
「は、はい?」
「コーンだってこと。」
キョーコは真っ赤な顔のまま頬を膨らませていて。
「キスしたのに、寝てたことにされてるし。」

ただ、蓮は驚いた顔のままキョーコを見つめることしかできなかった。

「トワさんに写真見せてもらわなかったら、騙されるところでした!」
「え?」
「あのモデルウォーク、、お母様、なんですよね?」
キョーコの頬はふくれたまま。
「先生が、私のこと「クオン」ってよんだの、怒ってたんですか?」
「こないだの廊下でだって、」
見る間にキョーコの大きな瞳が涙で潤んでいく。

「ちょ、ちょっとまって!」

蓮は慌てて、キョーコを抱きしめた。
「ごめん。黙ってた。。。。そうだよ、俺の名前は、、久遠、なんだ。」
ぎゅうとキョーコの手が蓮のシャツを握る。
「小さい頃、君に京都であって、コーンって呼ばれたのも、俺。」
「・・・キョーコちゃん、って呼べって言われたのも、俺だよ。」
うっうっっ
キョーコが蓮の胸の中で嗚咽を漏らす。
「ごめん。泣かないで。ね、ごめん。謝るから。」
蓮のオロオロする言葉に、キョーコは少し落ち着いてきた。
「・・・うそつき。」
ひくうとしゃくり上げて、小さく呟かれた言葉。
蓮はキョーコのその口を塞いだ。
「!!!」
キョーコが手を突っ張るのも構わず、蓮はキョーコの後頭部をがっちり抱え込む。
抗議に強ばる唇を強引に開いて。

はあっ

緩めて少し離れたその距離で、
「紳士も、、嘘だから。」
「君のすべてがほしい。」
と。
返事も聞かずに再び、口づける。


「いちいちあなたは言うことがいやらしーんですぅぅ!!!」
キョーコは真っ赤になって叫んでいた。
「アメリカにまで押し掛けるなんて、なんて後輩だって言われるかと覚悟してたのにっ!!」
なのになのに!
「黙ってたなんて狡い!」
「うん、ごめん。」
蓮は微笑みながらキョーコの頭を撫でる。
「一生かけて謝るから。」
ぷしゅーというようにキョーコの顔が真っ赤になったまま、蓮の胸に埋もれる。
「やっぱり、ずるい。」
「うん、でも離さないから。」
「敦賀さ、」
蓮はキョーコの口に手をあてた。

「その名前を呼ばないで。」


「俺の名前は、久遠、だから。」




end





******

おおおお〜い、なんか調子よすぎませんかぁぁぁぁ〜〜〜〜
名乗れないくせに、バレたら開き直るんですかぁぁぁぁ
・・・いや気づいて欲しがって、小細工してましたけど。


すみません、このタイトルに萌えだったので、締めは決まってたのです。
ゆえに最終回。


さて、後日談はいっぱい思い浮かんでますが。
なんにせよ、楽しませていただいちゃいました。
魔人様すてきなリク罠をありがとうございました!



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あはは!

バレたあとの、蓮さんの言動に大笑い!!

キョコさんがまた可愛くて!たまりませんね!!

短いりく文から、こんなに素敵なお話を作り上げていただき、感謝感激です!

有難うございます!

続きも楽しみにしてまーーす! ← 脳内の完結の文字は「後日談はいっぱい」に書き換え済み

Re: あはは!

魔”神“sei様

連日のコメにご紹介ありがとうございました。
どんなコメを付けて下さるかを楽しみにしてましたが、冷静に考えたらかなりな神業です!

> バレたあとの、蓮さんの言動に大笑い!!
笑いますよね〜きっと丸顔のデフォルメ蓮さんになっているはず。

> キョコさんがまた可愛くて!たまりませんね!!
よかった〜キョコさんは可愛くないと!!

> 続きも楽しみにしてまーーす! ← 脳内の完結の文字は「後日談はいっぱい」に書き換え済み

えへへ〜樋口君ばっかりになると、、思います!!!
樋口君もロスだときいたら蓮さん泣くだろうな。ぼそっ。

お疲れさまでした!

蓮さんのぐるぐる加減もオロオロ加減もなんだか歳相応で毎回楽しく拝読させていただきました!
そして、題名は此処へ続くのですね!!
納得です!!

後日談……素敵な言葉ですね(笑)。
魔人様同様、楽しみにしております。

やっとコメント……できたかなぁ?

Re: お疲れさまでした!

ゆみーのん様

ありがとうございます!
無事コメント頂きました、嬉しいです!!

蓮さんが歳相応!嬉しいですー!
多分、樋口君(10代)と似たり寄ったりじゃないかという、、、。

後日談。頑張ります〜姉様ズがほっとかないはずなので!(案外楽しんでますー)

やっと読めました~!面白かったぁ

こんばんは。お久しぶりのコメントを残す一葉です。
今日、一気に大人読み(←大人買いの間違い・笑)をしてしまいました!ずっと読みたいと思っていたんです!!

蓮の!蓮のかっこよさに乾杯です!
やっぱり私、moka様が書く蓮がすごく好きみたいで!
(//^▽^//)か…かっこいい…!!と惚れ直してしまいました。

しかも、タイトルと内容の絡ませ方が絶妙!!すっげ~!!
感嘆してしまいました~!はう~ん。すっごい良いお話でした!

続きもあるという事で、とっても楽しみにしています!
(個人的にはジュリママと樋口家ママのお話がいいな~)
でも、できれば短めに…(笑)
あ、でも長くてもまた大人読みしに来ます!時間を作って。
とにかく、楽しいお話を有難うございました!

Re: やっと読めました~!面白かったぁ

>一葉梨紗様

一気読み!ありがとうございます。
私は一葉様の蓮さんが大好きなので!嬉しいですー
このおはなしは、魔人様の罠が素晴らしくて、もうタイトルから設定から、ご馳走様ですっって感じです。

樋口ママとジュリママ、いちゃいちゃ女子してそうですし、蓮さんは樋口君をちくちくつつきそうだし、姉様ズがもう黙っちゃいないし、と、、、横道に暴走する自分を抑えました。
抑えてだいぶ短くまとめたのです!!これでもっ!
時々、ちらりと番外編でこの愛おしい方々に再会したいです!

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場内整備を勉強しておりますが、不行き届きがあって申し訳ありません。何かのご連絡等は<読者様相談窓口>にコメントをお願いいたします。よろしくお願いいたします。
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