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お酒のたしなみ case1

飲み会後、ロックグラスを片手にした蓮様を妄想。
2巻でしたっけ、キョーコちゃんのお着物撮影時に、一人グラスを傾けていたのは。

素敵妄想のはずが、、、



ううっ
射し込む朝日が眼に痛い。

、、、朝日?

蓮は眼に手を翳して、ゆっくりと瞼を開いた。
指の隙間から見える天井で、自宅ではないことがハッキリわかる。
鈍い頭痛。

、、、、。

夕べは、撮影の打ち上げで呑んだんだ。

お酒のたしなみ case.1


「あ、起きた?」
ちょろりとドアの向こうから、蓮を覗き込んだのは、貴島。
シャワーでも浴びていたのか、Tシャツに短パン、タオル姿と、完全に寛ぎスタイルだ。
「朝飯できてるよ。」
ニカーッ
と笑って貴島は去っていく。

、、、貴島君の家?
確かに、貴島君とは一緒に呑んではいたけれど。

蓮は懸命に昨晩を思い返しながら、ゴソゴソと身体を起こした。
モノトーンのシンプルなベッドルームは、女性の家という雰囲気ではない。
なにかそれに蓮はホッとする。
起き上がって、自分もまたTシャツに短パンなのに気づく。

「うん、目は覚ましてたから、起きてくるはずだよ。」
部屋の向こうから聞こえる貴島の声。
、、、え、誰か他にいるのか?
、、、貴島君の彼女とか?

ずきずき

事態を把握しようとすればする程、頭が重く痛い。
、、、風邪ひいた?
季節は夏だが、空調がかなり効いた室内。

今日は、、久々のオフで、あの子に。
慌て始めた蓮は壁の時計の7時10分という表示に、ほっと息を吐く。

、、、顔を洗わせてもらって、帰ろう。

廊下に出て、目の前に洗面所だったから、それにさらにホッとする。
鏡に映る自分の貌は、瞼が少し腫れている。
、、コンタクト入れっぱなしだったからな。
ざばざば
冷たい水で頭が少しはシャッキリしてきた。



タオルで顔を拭って、蓮はあれ?と思う。
さっきは気づかなかった、だし、の香り。
「朝飯」と貴島は言っていたのだから、そうか、和食なのかと納得する。
そして、朝は基本食べないということを、ここで貫いていいのかと考えた。

どう考えても、酔って泊めてもらった状況で、しかも、貴島の表沙汰にしていない彼女が作ってくれた朝食を、食べないで帰るというのは、不調法だと思うのだ。
まして、貴島のスケジュールもわからない。

体調もあるし、失礼のないようにお礼を言って帰ろう。

戻ったベットルームの隅に見慣れた鞄。
その上に載せられた、昨日着ていた服。
、、、たたんである。

律儀にそんなことをした記憶はないが、シワになってなくてよかったと思いながら、袖を通す。


「おはようございます。」

そう言って、テレビの音声のする部屋を覗きこんで、蓮は、固まった。
「お、きたきた。」
そういった貴島はダイニングテーブルについていて、そして、エプロン姿の。

「おはようございます。」
きっちり90度そのお辞儀、正しい発音。
それは。

どうして、君が?

「お二人とも、お酒をお召しでしたから、シジミ汁です。」
にっこりと微笑むキョーコに、蓮は言葉を失う。
テーブルの上には、三人分のセッティング。
蓮は発する言葉を探しながら、椅子に手をかけ、座る。

「いただきます!」

なにか嬉しそうな貴島を横目に、蓮は正面に座ったキョーコを伺う。

「うまっ」

汁物から手をつけた貴島が、笑顔を広げる。

「キョーコちゃん、いいお嫁さんになるよね〜っ、敦賀君」

”お嫁さん”

その響きに口に含んだシジミ汁を、吹き出しそうになって、蓮はぐっと飲み込んだ。
キョーコの顔を見たとたんに、頭痛が引いてしまったとか、ちゃんと食べる気になったとか、、、
貴島の家ってことや貴島が一緒にいるってことを、さっぴいても、、、素敵な朝だとか、
そういうことが、全て「お嫁さん」に帰結した。

「またまた、貴島さん、おだてていただいても何もだせませんよ。」
ニコニコしたまま会話を返す、キョーコに、蓮はモヤモヤする。

どうして、君が?

この状況の経緯が全く思い出せない蓮は、それをたずねる事ができない。

そうだ、彼女も打ち上げのメンバーに入っていて、、。
「ダクムン組は仲がいいんですね〜」
、、、そう、他の共演者に言われながら、3人でなんとなく固まっていたんだ。
「まだ、お酒飲みなれてないんだから。」
成人して半年、お酒の場に呼んでもらえると大人って気がしますと、はしゃぎ気味のキョーコをたしなめながら、呑んでいた。

キョーコがお酒にのまれる性質でないのは、蓮は良く知っている。
旅館に居酒屋、彼女の環境ではお酒にのまれる人間を多く目にしてきたのだろう。呑んで絡んでくる人間を上手にかわしていくから、心配していた蓮は驚いた。

「お酒が入った方のおっしゃる事は、その、まともに取らないんです。」

普段にも生かせばいいのにと思うが、それでも、お酒の場をやり過ごせるのは蓮にとっても安心材料だった。
絡まれて、飲まされてるかと思えば、ちゃんとお茶や水を飲んでいる。
いや、ヘタをすれば、相手を飲ませてしまう有様。

、、、飲まされた。

「昨夜は楽しかったよ。あんなに楽しく飲んだの、久しぶりだったなぁ。」
「そうなんですか?」
「うん、そう。敦賀君の意外な面も見れちゃったしさ。」

貴島とキョーコの会話に、蓮は視線をあげられない。
酔って記憶を失くした事など、いままで無かったのに。
しかも、酒豪とはいえない貴島がけろっとしているから、大した量は飲んでいない筈なのだ。

一体、何がなんだか、、、。

ズキズキ
思い出したかのように、頭痛が襲う。
・・・まさか、これが、二日酔いでは、ないよな。



end



*****
辛いよね、二日酔い。
そんなお話でした。。

え?なんで貴島さんちだろうとか、キョーコちゃんも泊まったのかとか。
蓮さんと一緒にグルグルしてください〜



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