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少食の理由

ちょっと小ネタ、下ネタ風味なヘタ蓮さんです。
成立前ですよ〜







「ほんと敦賀君って少食だな〜」
撮影で一緒になった貴島が、蓮の抱えたお弁当箱を覗き込んだ。
そういった貴島は、デザートといって、綺麗に包まれたスティック状のケーキを頬張っている。
そう、それがケーキだというのは、キョーコが美味しそうですねと雑誌のスイーツ特集を覗き込んでいたから、知っている。
・・・そうだった。
この撮影現場にキョーコは例のラブミーツナギでやってきていたのだ。
「京子ちゃん、それ、何の衣装?」
貴島が面白がって声をかけ、そして、女子出演者とみていたスイーツの話題を展開したのを、蓮はなかば呆然としながら見ていたのは、一昨日のこと。

「そういや、俺昨夜さ、面白いこと聞いちゃって。」
もぐもぐとケーキを頬張る貴島に、蓮は何事かとつい顔をあげる。
その視線の先の貴島は、蓮の弁当をじっとみつめている。
「?」
「あたってんのかもなぁ。」
そう呟いて、貴島は少し周囲を見回した。

「食わないほうが、精力増すってさ。」

ぽろり

蓮は箸を落とした。

「やだなぁ、驚くとは思わなかったんだけど。」
貴島がニヤニヤと笑っている。
「いやさ、その話聞いて、敦賀君の少食の理由がさ、わかった気がしたわけだよ。」
「少食の理由って。」
蓮はそれはあんまりだと思う。
本当に食べれないのであって、狙って食べていないわけではない。

「違うの?なんだつまんないな。」
貴島がぶーと口を尖らせたので、蓮は何と返したらいいものやら困った。
「食欲の無さは、性欲の無さと一緒って聞いたけど?」
さらり、と蓮は思い出した事を口にする。
「そうそう、俺もそれ知ってるんだけどさ。」
蓮が話題に乗ってきたと、貴島は面白くなったらしい。


***

「あの、お口に合いませんか?」
キョーコに覗き込まれて、蓮ははっと我に返った。
彼女がせっかく作ってくれた夕食である。久々なそれ。
ナツのウォーキングが評判になって、キョーコから大きなファッションショーに出演が決まったのだと報告がてら相談されたのが先日のこと。ファッションショーというか、イベント色が強いものだが、女子高生への人気がなくては呼ばれもしない、宣伝もあってマスコミへの露出も増えるのだから、キョーコのステップアップとしてはお祝いできるものだといえる。
ただ、ステージなんて大丈夫なのかと不安がるキョーコに、蓮は特訓しようか?とつい言ってしまったのだった。

「いや、美味しいよ。いつもながら、ありがとう。」
慌てたように蓮は返事をしてしまって、キョーコに覗き込まれてしまう。
「お疲れなんじゃないですか?」
「そんなことないよ。」

・・・満腹になるとさ、全てに満足しちゃうんだって。

貴島の話に、蓮は自分の理性が、実は満腹のせいで保たれていたのかと、なにかガッカリしたのだ。

好きな女の子とふたりっきり。
そのシチュエーションを耐える精神力。
彼女のため、彼女が恋を受け入れるときまで、待つ。
そう決めて、なんとか押しとどめてきた自分に酔っていたとまではいわないが。

食事のことを心配するキョーコの前で、空腹だった事はなく。
・・・常に満腹、もしくはオーバー。


「なんでもさ、満腹中枢と性欲中枢は隣り合ってるから、満腹ってなると性欲もそのサインを受け取って満足しちゃうらしいんだよ。」
これってさ、下ネタというよりは、流行の脳科学トリビアって感じで格好良くない?貴島はそう続けた。


ごくん。
いつもなら美味しく感じる料理を、コンビニのオニギリと同じように蓮は呑み込んだ。

まさか、そういう脳科学を理解して、警戒心なしにここへ来ちゃうのか、この子は。
・・・いやいや、それは考え過ぎだろう。
いやまて、不破にも何もされなかった経験が、そういう風に理論付けされたら、一層強化だろう?

『ご飯を食べさせた相手は安全である。』
    ↓
『ご飯を残されたら、逃げるべし』


ごくん。
目の前に広がる食事が、いっそう終わりの無い拷問にみえる。

「あの、無理しないで下さい。」
キョーコは少し涙眼だ。
「無理なんか、してないよ?」
微笑んでみせるが、キョーコはそれに顔を引き攣らせた。
「も、いいです。おつかれなのに、レッスンなんてずうずうしかったんです。ごめんなさい。」
ぺこり
頭を下げたキョーコがテキパキとお皿を片付け始める。
「ちがうから!」
目の前のお皿を下げようとしたキョーコの腕を蓮は握って止める。

細い、腕。
このまま引き寄せてしまいたい。

そこまで思って、はた、と思い至る。
まだ、満腹の力を借りていた方がいいのだ。
安全な先輩でいる必要があるんだから。

「食べさせて。」

「ひゃ、は、はいっ!」
離された腕を引っ込めたその動きに、やっぱり、と落胆した蓮は見逃していた。

真っ赤な乙女顔で、「食べていいですよ」と顔に書いてしまっていたキョーコを。



おわり



*****
本当かどうか調べておりません。
A○俳優さんのボーイズトークを見つけてしまいまして、お仕事前に食べない方がいい仕事できると。
しかもそういう理屈らしいんだよね、と楽しそうに納得している会話を見た訳です。
しかも、サウナで会話というシチュエーションに、そのまま、蓮さんと貴島さんだったら、どんなに楽しかろうと妄想してしまった結果、、、、
こうなりましたよ。
サウナで語る蓮さん貴島さんもあっていいんだけどな。(すみません、ビーでなんとかな想像ではなく、女の子談義でこうリアル下ネタ展開が萌えです。)

そして、満腹中枢の壊れたクーさんは、、、どうなんだって、、ねえ。←ごめんなさいっっ!



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No title

聞たことありますよ~。三大欲(食欲、睡眠欲、性欲)のどれか一つが満たされると後は要らなくなるって。
そうか、敦賀氏の理性はキョーコちゃんの手料理によってより強化されてたのか。凄く納得してしまいました。クーさんはね、きっと沢山食べるから子どもが一人なんだよ。うん。

Re: No title

> けんじ様

コメントありがとうございます!
もう、会話をみながら、蓮さんはだから理性が保たれたんだなと、納得してのコレです〜けんじさんに納得してもらえて嬉しい!
クーさんは・・・・うん。そうですね。うん。(ツッコミ頂き嬉しいぃ)
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場内整備を勉強しておりますが、不行き届きがあって申し訳ありません。何かのご連絡等は<読者様相談窓口>にコメントをお願いいたします。よろしくお願いいたします。
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