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久方ぶりに読み直したら、あんまりにも駈歩でエンディングにむかっちゃってまして、補強しました。
2014/1/18



「京子」が艶然と微笑む。
もう、子供じゃありませんよと、微笑む。

「抱くのは撮影が終わってから。」
大友監督の言葉は、京子の為だけではなかったと思い知る。
「レオン」が尊重した、「京子」の意思。少女だからと抑えた恋心の切なさ。
抑えきれずに、謎かけのように託したルージュ。
恋の手管を知った女では、そのルージュの意味が軽すぎる。
「男を知らない少女が、踏み出した一歩。」

純粋な思慕を恋心にしてしまった男は、それを手にする前に、死ぬ。
それは、彼女には綺麗な恋の形に残る。
肉欲のない美しい少女の恋。
きっとレオンは、それでよかったと笑うだろう。
少女の腕の中で息絶えることに、満足を覚えるだろう。

これはきれいな寓話。
映画の話。

彼女は茫然と立ち尽くしていた。
落ちていく俺に手を差し出すこともない。
事態を理解できないという様で。

ああ、踏み出した一歩が散らされたんだね。
自覚した恋が、壊れてしまったと。

大友監督のマジックはここ最近は出てこない。
もうそれなしで、撮影は順調すぎるほどにすすんだ。

「いい役者に会えて、僕は幸せだね。」
休憩に入る時に大友は敦賀に言った。
「京子は、いい恋を手にしたんだね。」
「、、そう、願ってます。」
「ありがとう。」
そう言って、大友は笑った。
「我慢してくれたんだろう?」
「、、いえ、あなたにああ言っていただけて良かったんです。」
「まあ、、また君を撮りたい、と言わせてくれ。」
大友は敦賀に手を差し出した。
「こちらこそ、お願いいたします。」
がっちりと交わされた握手。

生きている、
だから、歩み続ける。悩み続ける。
敦賀は、スタッフに囲まれているキョーコを見つめた。






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