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黒い瞳 14

〜雪花〜



キョーコは鏡を見ていた。
首をぐるりと巻く薄い痣と赤紫の痕。
身体中に印された痕。
そっと首に触れる。

「セッちゃんの時みたい。」

あんな甘い痛みを彼が感じていたなら、それでいいような気がする。
噛まれて、吸われて、、その痛みがゆりこしてくる悦び。

佐野さんの驚き方で、やっぱり普通ではない事を実感したけれど、なにかホッとしていた。
「キョーコだけ」
それが。

笹さんと行動するようになって、彼女に敦賀さんを見ることがあって、はっきりわかってしまった。
笹さんが知っている「敦賀蓮」は、きれいで優しいだけの人、だと。
だから、、あんなに泣いたのに、、、笹さんに嫉妬を覚えなくなってしまった。
私は酷い。

優しい、そんな上っ面の気持ちなんかいらない。って。

「ソイツが嫌い」
それでも、それはあなたの根底にある。
ソイツが私にしようとしたこと。
雪花・ヒールが受け流したこと。
カイン・ヒールが閉じ込めたこと。
「他の女の経験で私に触れるのは厭。」

私は知っている、ソイツの貌を知っている。

きっと、次に会った時、あなたはこの痕をみて、その優しい顔を曇らせる。
でも、曇らせた表情の下に出てくるソイツがいるでしょう?
私の前で簡単に出てきてしまうんでしょう?
「どうして」
絞り出すような悲鳴。
隠したがってることも知ってる。
「どうして」
どうして?
私の前にソイツは簡単にでてきてしまう?

それが、恋だの愛だのなら。
・・・・破滅と絶望の序曲。

「私はおかしいのかも。」

「綺麗なココロ」
ごめんなさい。
私は酷い。

ああ、そうか、これは罰なのか。
誰かの恋人だという名前をつけたまま、図々しく胸の中へ飛び込んでしまったから。
心にあなたしかいなくても、世間はそうは思ってくれない。
でもそんなこと、どうだってよかった。
ただ、あなたに迷惑はかけたくない。
目の前にしたら、その胸に飛び込まずにはいられなかった。

私は酷い。

ソイツが現れるのは、ショーちゃんとの関係がキッカケだって知ってるのに。
あなたがソイツを嫌いなのを知っているのに。
「トクベツ」に酔ってしまう。












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Re: 確かに

秘密コメントにお返事でごめんなさい。

危険な恋の成就、と言っていただけて、よかった〜と思ってます。
この恋の歩む道、どうぞ見守ってやってください〜
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場内整備を勉強しておりますが、不行き届きがあって申し訳ありません。何かのご連絡等は<読者様相談窓口>にコメントをお願いいたします。よろしくお願いいたします。
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