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黒い瞳 9

〜部屋〜


ライリーのスタジオがある区画より3ブロック先。
去年から住み始めたコンドミニアム。
オーディションをがむしゃらに受け続けなくても、コンスタントに契約を結べるようになって選んだ部屋。
「わ。」
ドアをあけて広がるのは、大きな窓。
夕暮れ時で、窓の外はブルーとオレンジのコントラスト。
キョーコが窓によって、外を眺める。
10階、近くに高層の建物がないから、眺めがいい。
「なんだか、東京のお部屋みたいなんですね。」
くるっと振り返ってキョーコがはにかむ。
「ああ、そうなのかな。あまり意識してなかったけど。」
「そうなんですか?」
リビングから見えるキッチンをちらりと覗く仕草。
「うん、チェックしてくれるかな?荷物は部屋に運んでおくね。」
「あああ、ごめんなさいっ。」
トランクにバック、思ったほど多くない、、旅行中という感じ。
キョーコが慌てて、バックを手にする。

「あんまり家具も揃えてないから、今度のオフに買いにいこう。」
「普通にお買い物なんて、大丈夫なんですか?」
心配そうな声。
そういえば、彼女は今ライトブラウンのセミロングヘアのウィッグにスーツ姿。
「彼女と買い物ぐらい、たいした話題にはならないよ。」
キョーコはその言葉に苦笑する。
「日本の記者の眼があるので、少しは考えないとですよ。」
「見せつけてしまえば、それでいいのに。」
「そんな。」
「迷惑じゃないよ。本気だから。」
蓮はキョーコを抱きしめる。
「追いかけてきてくれたんだよね?」
腕の中で小さく頷く顔。
「だったら、隠すことないよね。」
フルフルと振られる頭。
何か云おうとしたキョーコの口を唇で塞ぐ。
小突かれる胸。
・・・ききたくない。

小突いていた手がシャツを掴む。
背に廻した手で、彼女の小さな頭を支えて、咥内を貪る。
少し触れてしまえば、苛烈なほど、彼女の身体が欲しくなる。
・・・こんなになるのは、キョーコだけ。
よろけて後じさる動きにそのまま壁へ追いつめる。
タイトスカートを裾からたくし上げて、内腿を撫で上げようとした手を、身体をよじって阻まれる。
シャツを握っていた手が、胸をひきはがそうと突っ張った。
蕩けていた口も拒まれて、仕方なしに、離れる。

「厭だった?」
「・・・だってまだ、片付けて、、ないです。」
ほんのりと朱を帯びた頬が俯く。
「そうだけど、今欲しい。だめ?」
「だめ、、て、ずるい。」
真っ赤になって上目遣い。
・・君こそ、その顔は、ずるい。
「ウィッグとか、外させて、ください。」
「うん、バスルームも教えてなかった、ごめん。」
それでも、彼女の身体から手を離せない。
抱きしめたまま、ずるずるとバスルームに移動する。

「あの、、少し離れるとか、その。」
パチン、パチンとウィッグの留め金を外すキョーコを後ろから抱きすくめたまま。
鏡越しにキョーコが恥ずかしがっているのを見つめる。
「いやだよ。」
ファサとウィッグが滑り落ちて、止められていた黒い髪が流れた。
髪に顔を埋める。
「このまま、一緒にシャワー浴びちゃおっか。」
ブラウスのボタンを外していく。
真っ赤になって俯く顔が鏡にうつる。
開けたブラウスから見える肌に残っている、鬱血痕。
そっとそれに触れる。
びくっと震える躯。
「も、、もう、どうして、、」
「どうして?」
・・・どうしてなんだろうね。









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Re: タイトルなし

匿名様
美味しすぎるから!なんてストレート!!それが言えてたらこの人達はただのバカップルだったのに。
久遠の想い、足枷ない分大変ですよ。大人になったキョーコちゃんですが、乙女だし。

久遠さん

現在幸せ満喫中というより、餓えに支配されていますね。将来への不安によりそれが増してそうですし。

でも、そこも楽しいです。←鬼

Re: 久遠さん

魔人さま〜鬼だわ〜なんて、かいてる私がもっと鬼。
というわけで。。
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