黒い瞳 sideK-6

〜容姿〜



「おはようございます。」
「おはよう。今日も綺麗なお辞儀だね。」
笹さんは、必ず褒めてくれる。しかもちゃんと具体的な事をだ。ダメ出しもその分キツイ。
厳しい学校生活で、トップに選ばれ維持するために、努力したのよ、と笑って語って下さるけど。
敦賀さんとかぶるのは、そこなのかもしれない。
敦賀さんに、よく褒めて貰ったし、怒られもしたと思う。
ただ笹さんに褒められるように、素直には受け取れなかったけれど。

「敦賀君に似てる?」
「あの、その、すみません。」
つい笹さんに、「敦賀さんそれは、、」と口が滑った。だから、正直に似ていて思い出すと言ってしまった。
「良かった!そうじゃなきゃ、困るのよ。」
「こ、困る?んですか?」
「真似てるんだから。」
笹さんは、今は笹さんという女性で、話をしてくれている。
「はーん、別れた男の真似なんて、どうかしてるって思ってるんでしょ?」
ニコニコと笑うその顔に、別れた男という単語がそぐわない、ような。
「敦賀君は勉強対象よ。」
「べ、勉強?」
「結果、京子ちゃんは俺に振り回されてるわけだ。」
「さ、笹さん?」
「君と共演して、興味を持ったから調べた。同じ事務所だから情報は多いしね。」
「興味?」
「うん、まぁ、好意?どんな子なんだろうって。」
それと勉強が繋がりませんけど、笹さん。
「で、映画見て、すごく辛かった。あんなキスシーンできちゃうんだって。」
「?」
映画でキスシーン、、はあの映画だけ。ですが、辛い?
ああ、敦賀さんとなんでこの子って、事か。
「そんな時に敦賀君と共演したのが運の尽き。」
運の尽き?
「そこまで似てると思ってなかったんだけどな。」
もう、笹さんが何を話しているんだか、理解できない。

「ごめんね。この前、美人には成れるって言ったの、覚えてる?」
「はい。」
「私みたいな顔で産まれてしまうとね、生き方が決まっちゃうのよ、勝手に。
ふりふりレースのりぼんつけたくても、似合わない。がさつに動けば、凄く幻滅されるの。
こうしろ、ああしろとはいわれないけど、露骨にガッカリされたくないから、この顔にあわせて行動するの。」
「顔にあわせる。」
「ふふふ、京子ちゃんは顔を、あわせられるから凄いんだけど。」
「それは、」
「、素うどんとか自分で言っちゃダメよ?まあ、そうやって自分の見た目を否定できるから、顔を変えられるんだろうけど。」
にこり
「敦賀君は、私と同じだと思ったのよ。真似てみて、なおさらね。」
笹さんの微笑み。


「で、わかっちゃった。、、敦賀君は京子ちゃんが好きだったのね。」


関連記事
web拍手 by FC2

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

笹さんが

観察しまくった結果がここにー!!

解説きいて。

キョコさん、ビックリ!?(爆)

Re: 笹さんが

もう、とんでもないオリキャラですいません。
だんだん、私も自覚しました。屈折オリキャラが好きなんですね。
message
場内整備を勉強しておりますが、不行き届きがあって申し訳ありません。何かのご連絡等は<読者様相談窓口>にコメントをお願いいたします。よろしくお願いいたします。
最新記事
counter
カテゴリ
flyaway news twitter
ブログとHPの更新状況とちょっと呟き フォローはご自由にどうぞ!(フォロー返しはあまりないかも)
Link
上部のサイト様は相互リンクいただいてます。 マナー携帯でご訪問くださいませ。 下部のサイト様は大好きサイト様で、リンクフリーに甘えさせていただいてます!!
検索フォーム