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name 12

「くおん。」
その名前を口にだしたとたんに、キョーコの胸はトクトクと鼓動する。
〜いかにも日本語的に発音するとあの子の名前はこうだ〜
先生が微笑んでる。

「必ず気付いてくれると思うよ・・?「父さん」・・て」
あのとき、敦賀さんの言葉に説得力があったのは、ほんとうにお父さんだからだ。
キョーコの顔は真っ赤になる。
「うん、ごめんね。あのとき、「父さん」て呼びたかったのは俺もだから。・・・ありがとうなのかな。」
さらさらと金髪が揺れる。

自分を優しい笑顔で見つめる碧の瞳。
・・・父さんの手は大きすぎて、まだ自由に空を飛んだ事は一度も無いんだ・・・・
「・・・・・妖精じゃなくて」
「大人になったコーンなら、飛べる、って、、言ってくれたよね。」
手を包む彼の手に力が入る。
「凄く嬉しかった。あのとき、ほんとに嬉しかったんだ。」
不安そうにそれでも微笑んで、キョーコを覗き込む顔。
なんであろうとその不安を取り除きたいとキョーコは願った。

「空は広くて綺麗でしょう?コーン」

彼の眼が見開かれて、そして、はにかんだような微笑みに、キョーコは言葉を失う。
「うん、、綺麗だ。」
ぎゅうっと包んだ手に彼は口づけると、まるで祈る姿勢のまま。
「すごくきれいだ。」
その声が少し震えている気がして、キョーコは彼の額近い髪に頬を寄せた。
キョーコの手に暖かいものがぽたぽたと落ちてくる。

「コーン」

魔法のような、名前。











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