name for Merry X'mas12/24〜25

[name]の本編では触れなかったクリスマスです。
本編では映画の撮影もあと残すところ1ヶ月といったところ。
番外編name sweet streetの後を受けてます。




「良い夜を!」
24日は、食事も終えたところで解散となった。
まだ、余韻の遺る部屋。

「久遠にもどっていいかな?」
いたずらっぽく、髪を引いてみせる蓮にキョーコは笑う。
「どうぞ。」
どっちの姿も好きだけど。
でも、寄り添えてる気がするのは、久遠なのかな、と思う。
久遠と呼ぶようになってから、接し方も変わってきた。
「先輩、って丁寧すぎるの、辛かったから。」
そういうことを、久遠はふつうに口にだしていう。
どれだけ、豊かな感受性をこの人は隠してきたんだろう。

「雪だるま?」
キョーコは雪が積もるほど降った翌日、久遠がアパルトマンの入口に勝手に作ったという雪だるまを見てびっくりした。
「勝手に作ったって、、夜中に?ひとりで?」
ニコニコしている久遠に、吹き出してしまう。
「誘ってくれたら良かったのに!」
口をとがらせたキョーコに、
「驚かせたかったんだよ。」
とキョーコと同様に口を尖らす、久遠。
・・どこの子よ!!もう〜可愛すぎるでしょう〜〜
でも、、190cmの大男が嬉しそうに雪だるま作ってるなんて、ちょっと夜中のホラーよね。。
久遠がつくっただけあって大きな雪だるまには、マフラーが巻いてある。
「マフラー。」

久遠少年が気に入っていた物語は随分あるらしいのだが、
「雪だるまがね、夜中の12時に命を得てあっちこっちを旅して、雪だるまのパーティーにいくんだよ。」
その雪だるまにはマフラーが巻いてあって、マフラーは少年の手元に残る。
「で、その年のプレゼントは、マフラーだったんだよね。」
ジュリさんが編んだというマフラーは、マフラーとしては使えなかったらしい。
「ふふ、素敵です。」
「でも、ひどいオチだよ。」
庭に作った雪だるまに、そのプレゼントのマフラーを巻いてしまった。
久遠少年は物語のように、雪だるまが動いてくれないかと期待して、巻いたのだが。
その理由を聞いてくれるまで、クーに叱られ、ジュリに泣かれ、ひと騒動。
理由を聞いた二人が(感動と反省のあまり)さらに号泣したのはいうまでもない。

キョーコの雪だるまには、そんな思い出はなかったけれど。
・・いっぱい作って、雪だるまに名前つけて、、、

「どうしたの?」
「・・うん、外の雪だるま、動くか、見に行こうかなって。」
久遠が口元をふよふよさせる。
「!!また、笑うんだっ、いいもの、どうせメルヘン思考ですよっ。」
「ちがう違うっ、同じこと、考えてたんだって。」
くっくっくっとお腹を抱えて笑い出す、久遠。
「おなじこと。」

「じゃ、出ようか?」
24日はあと数分で終わる。

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