スィート・スウィート 24-AM

歴史の浅いこのブログですが、スタート直後よりお世話になっている魔人様のブログ2周年企画!!に御祝いドボン!

「不憫なヘタレ脱出!?R様応援祭り」
御披露目会場へはこちら!素敵作家さまの作品へ、同じ罠の華麗な変貌ー

リク罠は、、
「24日から26日まではオフなんだよね?Xmasイブからホテルのスィートルームの予約をとっているから、二人で特別な誕生日を過ごそうね?」

ただの後輩とスィートルームに2泊3日も籠ってどうする気なんでしょうか?


お祝いですので、楽しく!!
そして、予期せぬ続き物となりましたので、改めて全体タイトルつけました。
「スィート・スウィート」
    インヴィテーション(招待)前編後編
     アテンション
    ワンダーランドRK
    ラビリンス12

今度こそ、不憫脱出?
*******




AM10:00
だるまや前。
スゥーっと停まったのは、黒光りするロールス○イス。
運転席から制服姿の男が降り、後部のドアを開く。
やや明るめのグレーのシンプルなスーツという出で立ちで、蓮は車を降りた。

玄関から、やや唖然として見ているだるまや夫妻に頭を下げる。
「おはようございます。すみませんが、最上さん26日まで、こちらで。」
「ああ、仕事だって聞いてるけど、、、何だか凄いな。」
大将のぶっきらぼうな物言いに、蓮は苦笑してみせる。
「すみません、仰々しくて。」
「まあ、去年もああだったしな。」
大将が車と運転手をちらちらと眺める。
「キョーコちゃん、大丈夫かい?」
おかみさんが、奥に声をかけて、、、

蓮は無表情になってしまった。
・・・まずい、ここで抱きしめたら、、大将が、、、。・・
「おはよう、最上さん。」
「おはようございます。」
綺麗なお辞儀が、なにか特別な意味があるかのように、見える。
彼女のまわりがキラキラ光っているみたいで。
「大将、おかみさん。すみません、いってきます。」
「気をつけて、仕事がんばるんだよ。」
・・・いってきますって、なんだか違う響きにきこえる。大丈夫か、俺。
最上さんの手をとって、座席へ座らせると、大将とおかみさんに再び頭を下げた。
反対側のドアから、彼女の隣に座る。

「ほんとにお姫様みたいです。ビックリしました。」
ちょこんとシートに座って、微笑む最上さんに、心臓の鼓動が聞こえやしないかと。
「驚いてもらえて、よかったな。」
ピンクのドレスも「シンデレラの靴」もとても似合う。
胸元には、「プリンセス・ローザ」、こういうところ、彼女らしくて。
髪もちょっとアクセントの付いたピンが耳の上で可愛らしいし。
なにより、ほんのり頬を染めて微笑んでくれるのが、、どうしてくれようかって。
「今日はお姫様になりきってもらうから。」
「はい?」
「うん、だから、お姫様になりきって、楽しんで?」
にっこり。
「せっかくだから、、キョーコ姫ってよぼうか?」
ぼぼぼぼって、真っ赤になる最上さん。そう、せっかくだから、キョーコって呼ばせて欲しいんだけどな。
「俺はどうしようかな、蓮て呼び捨てでいいから。」
「そ、そんな滅相もないっ!」
「だって、これ、俺の「心に潤い」なんでしょう?」
「・・・・はい。でもお姫様的に呼び捨ては如何な物かと・・・」
あ、確かにそれはそうかもだけど。
「あの、、蓮さま、じゃ、だめですか?」
「・・・・いい、です。」
俺の顔が赤くなってるのは、間違いないと、思う。


車窓の景色は都会から、どんどん郊外へ。
「あの、今日の予定はどういう?」
「キョーコ姫、何か?」
しれっと。最上さんはちょっと俯いてもじもじしていたが。
「・・あの・・蓮さま、、今日のご予定は?」
彼女の耳許に顔をよせる。
「内緒。」
ぶわっと真っ赤になる最上さん。
ちょっと俺は浮かれすぎている?


山の中を車がすすみ、とまったのは何処かの駐車場。
「車の中で、少し待っていて。」
キョーコはどきまぎしながら、固まっていた。
お姫様になりきるどころではない。
神々スマイルのままの蓮に肩をだかれたままで小一時間。
・・蓮さまってっ、、、はずかしぃいいいい〜

カツ、カツ、カツ
コンクリートに響く金属音。
車のドアが開かれるとそこには、真っ黒い大きな・・馬。
「かぼちゃの馬車は、ちょっと無理だったから。」
その声とともに、ひょいとお姫様だっこされて、馬の上。
ひーーーった、高い!!
「大丈夫だよ、この子は大人しいから。」
ひらり。
キョーコの後ろに蓮が飛び乗る。
「俺につかまって。」
馬の鞍にしっかり跨がった蓮に抱きかかえられて、キョーコはしがみついた。
キョーコは横抱きにされた状態。腰を蓮に支えてもらわないと不安定だ。
「歩かせるよ。」
カツ、、カツ、、。
ゆっくりと揺れる馬の背。
蹄鉄の音が聞こえないことに気づいて、キョーコはゆっくり、景色をみた。
林の中。

「、、慣れた?」
しがみついたままなので、うなずくのが精一杯。
冬で葉を落とした木とまだ緑を残す木と、馬はゆっくりゆっくり歩いていく。
寒いはずが、敦賀さんの体温と馬の体温とで感じない、かえって暖かいぐらい。
木漏れ日で、きらきらする世界。
馬が踏みしめる枯葉の音だけが、響いていて。
本当におとぎ話の中に入り込んでしまったよう。
何か話さなきゃ、なんて気持ちはまるでなくて、ただ、一緒にいることに安心して。
ゆりかご、ってこんな感じなんだろうか、とか。
ただ、右耳は敦賀さんの左胸のちょっと早い鼓動を聞いている。
時折覗き込む微笑み。
大丈夫なんだ。
この人と一緒にいていいんだって、嬉しくなった。

「怖かった?」
フルフルと首を振る。
「また、のってみたいです。」
「、、うん、じゃ、また一緒にね。」
馬の上に残されて、そして抱き上げられて、地上におりたつ。

予定は内緒、、もうきっと心臓に悪いことばかりに決まってるけど。
再び馬上の人となった敦賀さんの背中を見つめる。
こんな魔法はあなたにしか、かけられない。



*****
二泊三日、、砂に埋もれそうです。
Pmは23日にアップ予定。

、、、馬上での会話に意味ありげに笑った貴女、妄想脳に乾杯!
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蓮さんが!

もうキョコさん以上にメルヘンの国に入り込んでますね!!

「キョーコ姫」って!(爆)

互いにかけられた魔法がどんな結末を呼ぶのか、楽しみにしてます!

Re: 蓮さんが!

もう必死でメルヘンな設定を組まれた模様です。
どうなるか〜
平気で「キョーコ姫」とかいっちゃう蓮さんは、すでに不憫を通り越してそうですけども。

うきゃぁぁあああ…

蓮!!!蓮!!蓮っ!!!
頑張ってるぅぅううう!!すっごい素敵ハニーですよ。moka様っv-238

はぁぁ~・・・。夢みたい。
あんだけヘタれだったのに、こんな夢の様な2泊3日の初日を迎えるなんて。
もう私、この二人を見守ったら死んでもいい…。(←嘘です)

これ、絶対キョコの目には森の妖精とか見えていて(笑)
蓮さまと呼んだ蓮の事を、マジ!本気で!
どんだけ王子に見えていますよねっ!!
はぁはぁ・・・。(←かなりヤバくハイテンション)

砂吐き?
いえいえ。絶対吐かないしっ!!
moka様、最後までついて行きますわ!!

Re: うきゃぁぁあああ…

絶叫ありがとうございます〜
この程度で死んでもらっては困りますから!!!(おおげさ)

最後まで王子様をやりきれるのかなぁ、、、ボソっ

一葉さんについてきていただけるなんて、元気百倍!
シロップが苦くならないよう〜頑張りますよ!
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場内整備を勉強しておりますが、不行き届きがあって申し訳ありません。何かのご連絡等は<読者様相談窓口>にコメントをお願いいたします。よろしくお願いいたします。
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