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Shinkai-gyo

ご、ごめんなさい。
突如浮かんだパラレル。もしくは映画。ややオカルト系?

続くかどうか、、、



地上の明かりは、此処までは届かない。

昏い、昏い、、漆黒の闇。

其処に灯る、僅かな光。

僅かな、その小さな煌めきに、闇世のモノは吸い寄せられて、、其の煌めきが、罠だと気付いた時には、その生を終える。

その様はまるで「深海魚」。
自ら発する光で、貪欲な亡者を惹き寄せる。

漆黒の闇に潜み亡者を浄化する。


【Shi・N・Kai・Gyo】


「モーッ!いつまで寝てるつもり?!」
奏江は目前のベッドの上、布団を被った塊に声を荒げた。
ピクリとも動かないその塊に、両手を伸ばし、布団を捲り上げる。

⁉︎

なっ‼︎

般若の如しの美少女の怒り顔が、驚愕に見開かれる。

「も、モー子さぁああん!」
救いを求める声は聞き慣れた親友の声。
だが其処には、親友に絡まりつく姿があって。
奏江は一歩後退った。

漆黒の髪、整い過ぎというまでの鼻筋の通った、、男の顔。
この騒ぎにも頓着せずに伏せた瞼には長い黒い睫毛。

絡みつく腕の逞しさも、親友の華奢だが小柄とは言えない身体をすっぽりと包み込む、その体躯も。

奏江には、馴染みがあった。

「兄さんっ!!」

後退った足を今度は前に思いっきり踏み込んで、奏江はその腕を掴む。

「何やってんのよ!!」

「ん?」
ようやっと、起きた男は、薄眼を開けて、奏江の般若顏を見た。
「奏江、おはよう。朝から何をそんなに、怒っている?」
まるで事態は当然の如くに、目を開いた兄に、奏江は口を開けたまま声がでない。
奏江の視線と己が組み敷いた少女の姿に、彼もまた、固まった。

「あの、あの、えっと。」
キョーコがジタバタと動き、時間は正常に時を刻み始める。

「奏江の親友、、、。」
「き、キョーコと云います。、、、」
ぺこんと勢いよく深いお辞儀をした少女。
「蓮、、だよ。よろしくね。」
ベッドの傍に座り込んで、蓮は軽く頭を下げた。
「で、どうして、そんなことになってたのよ?」
腰に手を当て、奏江は仁王立ち。
「それは、お前に聞きたいよ、、。」
蓮が力なく呟いた。

蓮の部屋、蓮のベッド、其処にキョーコが寝ていたのだ。
ただ、双方全く気づかずに同衾し、あまつさえ絡まって眠っていた。

兄妹が住む家に、キョーコが転がり込んだのは昨晩の事。
仕事を終え帰宅したキョーコの部屋に、女を連れ込んだキョーコの彼氏の姿があり、絶叫とともにその場を去ったキョーコは親友の奏江を頼ったのである。
奏江はかねてより、あんなチャラ男とは別れろと言っていたから、優しくキョーコを迎えた。
「兄さん、どうせ帰ってこないし、気がすむまで居るといいわよ。」
奏江は泣きじゃくるキョーコを兄の部屋に通したのだった。
何しろ週に一度顔を見ればいいような生活をしている兄である。家賃や生活費はきちんと振り込んでおいてくれるが、一体何を生業としているのかは奏江にはよくわからない。外見を活かしてモデルをやっているのは知っているが、それが本業というわけでもないような。きっと、まっとうな仕事ではないのだと、奏江は深く追求してはいない。
そして朝、玄関にあった大きな靴を見て兄の帰宅を知ったが、親友を泊めていた事に気付いたのは、布団を捲り上げてからだったのである。
突然、深夜に帰宅していた兄に、何か言ってやらないと気が済まなかったのだ。

「二人して、なんで?」
奏江はそもそもの原因は自分にあるとは思いつつも、2人がなぜに今朝まで、奏江に起こされるまで抱きつき抱きつかれていたのかが、わからない。
夜中に帰宅してコソコソしていたとはいえ、人が寝ていれば気付こうというものだ。
そして、寝ていたとはいえ、あれだけホールドされたら、目が醒めるというものでは、ないのか?
、、、、あ、彼氏と勘違いしたのか、、、。
奏江はキョーコのその辺りの事情はあえて口に出さない事に決めて、二人の口が開くのを、待った。

「凄く自然だったんだよ。」
蓮の言葉に、奏江もキョーコも「は?」と顔を上げる。
「その、凄く疲れてて、ベッドに入ったら、あったかくて、すぐ眠れちゃったんだ。」
「あ、それは、私もその、よく眠れまして。」
ぷしゅぅ
親友の頭から湯気が立ち上ったように見え、奏江はガックリと項垂れた。
「そ、お互い嫌じゃないなら、、いいわ。」
くるり
奏江は踵を返し部屋を出て行き、キョーコはそれについていく。


1人残された蓮は、微笑を浮かべてそれを見送り、二人の気配が遠ざかった瞬間に、そのベッドサイドに置かれたペンダントヘッドを睨みつけた。
・・・・こんな処に。
それは、明らかに女性ものの、つまり、キョーコがつけていた物で。
花のモチーフの可愛らしいペンダント。

蓮はそれを直接手では触れずに黒い布で包み込み、引き出しへしまい込んだ。
そして、ベッドの枕元に光る栗毛色の髪を、そっと手にする。
くすっ
まだ残るその香り、気配、温かさ。
蓮は確かめるようにその手を這わせた。



*****
すみません。いろいろ終わってないのにね、、設定だけがポコポコと。
これが35巻の番外編の妄想だと言って信じていただけるのでしょうーか(笑)
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